1) スペイン カスティリヤ地方 ダビドさんの栗のかご
2) 愛媛 松田由紀さんの角物「長方」シリーズが入荷しました
(1) ダビドさんの栗かご
全7種類が揃って入荷しました
スペインのダビドさんは、「栗」の木から作るかごの職人さん。半年ぶりの入荷となる今回も、サイズ展開も豊富に、フルラインナップで届けていただきました。
地元の暮らしに応え続けてきた職人のこだわりは、丸&四角、浅&深、ハンドル付きなど、バリエーションの多さにも表れています。
5年、10年と使ううちに、少しづつ深まっていく色合いも、へぎ材のかごを使う楽しみの一つ。時を経た質感の魅力も、味わっていただけたらと思います。
一番のおすすめは何といっても、栗の枝を持ち手にした手提げかごです。車への荷物の移動や、産直所などでのお買い物にとても便利なかたち。木箱のように出し入れしやすく、室内の収納にも頼れる一点です。
◆手提げかご
S:https://kagoami.com/SHOP/ESL101.html
M:https://kagoami.com/SHOP/ESL102.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ESL103.html
◆収納かご
棚に収めるならば、持ち手なしのこちらがおすすめ。サイズ違いは、入れ子で重ねることもできます。
S:https://kagoami.com/SHOP/ESL403.html
M:https://kagoami.com/SHOP/ESL401.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ESL402.html
◆ 四角トレイ
現地の食料品店では、野菜かごとして活躍していました。Mは「A5」、Lは「A4」が収納できるサイズです。
S:https://kagoami.com/SHOP/ESL305.html
M:https://kagoami.com/SHOP/ESL306.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ESL307.html
◆ 丸かご 手付
Sサイズはみかん、Lサイズはりんごなど、くだものかごにおすすめのかたちです。
S:https://kagoami.com/SHOP/ESL104.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ESL105.html
ダビドさんが暮らす村を取り囲む、緑ゆたかな山には、栗の他にも様々な樹種が入り混じった、天然更新の森(植樹をしなくても自然に世代交代が進んでいく)が広がっています。
落ち葉が栄養になるため、特に肥料などを施さなくても土壌が保たれ、100年以上にわたって、材料を採りつつ維持されてきたそう。
村のほとんどの世帯がかごの制作に携わっていた時代もありましたが、現在はわずか数軒となり、技術継承の難しさに直面しています。
「栗のかごは村の文化そのもの。自分の代でこの技術を絶やすわけにはいきません」とダビドさんは語ります。

◎スペイン 栗のかご
https://kagoami.com/SHOP/90567/list.html
(2) 愛媛 松田由紀さんの角物
長方タイプ が入荷しました
愛媛県の松田由紀さんは、「角物」と呼ばれる、四角い箱型の竹かごを専門に手がける職人のお一人です。
丁寧に下ごしらえしたパーツを、細かく組み上げて作る「角物」のかごは、すっきりと収まる使い勝手のよさで、古くから親しまれてきた竹細工の一つです。
サイズ・形、持ち手の有無や、蓋の有無など、用途に合わせた多彩なアレンジが可能で、豊富なバリエーションもおおきな魅力。
当店では、長方・正方・縞模様の3デザイン(合計15型)を取り扱っており、今回は長方タイプ(5型)が入荷しました。
置きたい場所や、具体的な使い方にあわせて、最適な形を選んでみてください。
<手付き>
2本の持ち手は可動式。ふたは丁番で本体に固定してあるので、持ち運びの際に外れる心配がなく安心。片手でも開閉できる手軽さがあります。
S:https://kagoami.com/SHOP/JOC304.html
M:https://kagoami.com/SHOP/JOC305.html
L:https://kagoami.com/SHOP/JOC306.html
<手なし>
手なし・丁番なしの長方形は、道具入れや書類入れなど、収納具として使いやすい形。ふたが完全に取り外せるので、整理してしまいたいもの、頻繁に出し入れするものに適しています。
M:https://kagoami.com/SHOP/JOC307.html
L:https://kagoami.com/SHOP/JOC308.html
◎四国のかご
https://kagoami.com/SHOP/116510/198878/list.html
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中世の雰囲気が残るスペインの都市・サラマンカから、バスに揺られて数時間。その村は、広大な栗の森に囲まれ佇んでいました。
代々続くかご職人、ダビドさんの工房があるのは、人口300人ほどの小さな村。
村の真ん中、噴水のある広場に着くと、ダビドさん一家がにこにこの笑顔で出迎えてくれました。
入り組んだ石畳の道を登っていくと、高台にはちいさなうつくしい古城がそびえ立ち、村の長い歴史が伝わってきます。
工房を見学したあとは、おかあさんの手製のランチをいただきながら、根っからの職人であるお父さんから、かつて村じゅうでかごづくりが行われていた時代のお話を聞かせてもらいました。
夕方、村の教会に足を運んでみると、入り口には牧師さんの写真が入ったダビドさんのカゴがちょこんと置かれていました。
また近くの食料品店には、色とりどりの野菜を載せたトレイが陳列されているのも見ることができて、とても感激しました。
栗の森と、代々続いてきたかごづくり、人々の日常とのつながりを、肌で感じた滞在となりました。


2025.10.24






