『田口召平の箕とかご 展』はじまりました!

『田口召平の箕とかご 展』 はじまりました!

「太平箕(おいだらみ)」は秋田市の太平黒沢地区に伝わる、イタヤカエデを使った白肌がたいへんうつくしい箕です。

現在、専業の職人として続けているのは、田口召平さんただお一人。16歳より箕づくりをはじめ、65年が経ちました。


(田口さん在店日は、1月12日・3日(土・日)の二日間です)

わずかな道具と、手と全身で作られる田口さんの箕は、端正かつ「馬が乗っても壊れない」と表現される頑丈さ。そして、農具とは思えないほどの美しさを兼ね備えています。

さらにその技を生かして作る「暮らしのかご」の魅力も、本展では、存分に感じていただける内容となっています。

イタヤカエデ、カバ、ヤナギ、シナ、フジ、サルナシ、、、季節ごとに山に入り、最適な素材を見つけだしては採取する田口さん。昨年は、春・夏・秋にそれぞれ同行取材をさせてもらいましたが、そのたびに語られる自然や植物に関する知識の深さに、いつも驚かされました。


(店内では、春夏秋に現地取材した、箕の材料採りの動画をご覧いただけます)

田口さんの箕づくりの動作一つ一つに、植物をうまく利用し、必要な道具にかたちを変えてきた先人たちの知恵と技術が、たくさん詰まっていると思います。

ぜひたくさんの方にご覧いただければ幸いです!

・会期:2019年1月9日(水)~20日(日)
 ※1月14日、15日(月・火)休み
・営業時間:10:30~17:00
・田口さん在店日:1月12日、13日(土・日)
 ※食事、休憩時など、不在となる時間がございます。予めご了承ください。

『田口召平さんの箕とかご 展』1月9日(水)から

箕づくり一筋65年。
田口召平さんの箕とかごが、秋田からやってきます!

時代の変化とともに、全国的に姿を消しつつある箕の存在ですが、
馬が乗っても壊れないほど丈夫、白くてうつくしい姿をもつ
田口さんの太平箕(おえだらみ)は、今も多くの人を魅了しています。

この技術を将来に残していけるようにと、近年は箕を応用した
かごづくりにも取り組んでいる田口さん。この企画展では、
伝統的な箕とともに、新作のかごも一緒にご覧いただけます。

1月12.13日(土・日)は、田口さんによる箕づくりの実演も行います。
新年を祝う縁起物でもある「箕」の今を、ぜひ感じてみてください。

・会期:2019年1月9日(水)~20日(日)
 ※1月14日、15日(月・火)休み
・営業時間:10:30~17:00
・田口さん在店日:1月12日、13日(土・日)
 ※食事、休憩時など、不在となる時間がございます。予めご了承ください。

『民藝 Another Kind of Art 展』ポップアップショップ

このたび、東京ミッドタウンにあるデザインの展示施設「21_21 DESIGN SIGHT」のショップで、当店のかごをご覧いただけることとなりました。

現在開催中の『民藝 MINGEI -Another Kind of Art展』にあわせて、国内外から集められた陶器やガラス、編組品など、手仕事の品々が品揃えされており、その一角に当店の製品も並べていただいています。


この企画展では、日本民藝館の館長でもあるプロダクトデザイナーの深澤直人氏が選び抜いた新旧さまざまの民藝品たちが、その魅力を語るコメントとともに展示されています。

「民藝」の展覧会というと、少し固いイメージがあるかもしれませんが、深澤氏が直観的に感じた魅力が、「かわいい」や「やばい」など普段使いの親しみある言葉で表現されていて、自分自身も新たな視点で見つめることができました。

民藝をもっと自由に、気軽に楽しむためのヒントがたくさん詰まった企画展ですので、ぜひご覧になっていただければと思います。

『民藝 MINGEI -Another Kind of Art展』会場内のショップ「21_21 DESIGN SIGHT SHOP」では、「デザインの視点」を持ち帰ることのできる様々なアイテムが紹介されています。

『民藝展』の会期中は、国内外の手仕事の品を紹介する3つの店がポップアップストアとして登場。当店が担当するのは、12月5日(水)~1月28日(月)までの約2か月間です。

12月25日(火)までは「みんげい おくむら」さん、1月4日(金)からは「objects」さんの選りすぐりの手仕事とともに、国内外のかごを並べさせていただいております。
ショップには、会期中は誰でも無料でご入場いただけますので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
(東京ミッドタウンでは、12/25までクリスマスのイルミネーションもお楽しみいただけます!)

『民藝 MINGEI -Another Kind of Art展』
会場: 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
会期: 2018年11月2日(金) ~ 2019年2月24日(日)
   ※カゴアミドリ出店期間:2018年12月5日(水) ~ 2019年1月28日(日)
休館日:火曜日(12月25日は開館)、年末年始(12月26日~1月3日)

http://www.2121designsight.jp/program/mingei/

 

ケニアのかご産地を訪ねて「サイザルバスケット」(3)

今回のケニア旅は、「en plus (オンプリュ)」の中島志保さんのご協力で実現しました。

前職のピープルツリーでケニアのフェアトレード製品開発に携わり、その経験を踏まえて、2004年にオンプリュを立ち上げた中島さん。以来、ケニアの手仕事を日本にとどける仕事を続けてこられました。

現地でのお仕事ぶりからは、文化も歴史も日本とは全く異なるこの国の、魅力も悪い部分もたくさん経験しながら、時間をかけて作り手さんたちとの信頼関係をきずいてきたことが伝わってきました。

「バスケットを手にすると、即検品モードに入っちゃうんです(笑)」と中島さん

次回オーダーの打ち合わせ中。中島さんが書く指示書をもとに、詳細を詰めていきます。

3人のお子さんを育てながら、オンプリュの代表として年に2回のケニア長期滞在もこなし、毎回、数百個単位で納品される製品のすべてを自分の目で確認、日本への輸送をテキパキと整えていくその様子は、女性としてカッコいい!の一言でした。

「赤道直下」の看板の前で。左が中島さん。

ケニア・マチャコス地方のサイザルバスケット作りは、現地の女性たちが自立し、家族を養っていくための大きな柱になっています。14年にわたって彼女たちと向き合い、製作を支え励ましてきたオンプリュさん。かっちりと仕上がったバッグには、それぞれの技とこだわり、歴史と未来が詰まっています。

止まることのない編み手さんたちの手と、明るい笑顔を思い出しながら、これからも日本のみなさんに、オンプリュのすてきな製品をご紹介していきたいと思います!

 

ケニアのかご産地を訪ねて「サイザルバスケット」(2)

リュウゼツラン、アガベの名でも知られる熱帯植物「サイザル」。

その大きな葉っぱからとれる繊維を撚って、手作業だけで編み上げるサイザルバスケットは、ケニア南部マチャコス地方の女性たちの手仕事として受け継がれています。

暑く乾燥した土地によく育つサイザルは、中米が原産。かつてメキシコのサイザル港から世界各地に向けて輸出されたことからその名がついたそうです。
丈夫なロープが手軽に作れるので、かご作りはしなくても植えている家が多いそう。

葉の内部に、丈夫で真っ白な繊維がたくさん含まれています。

「ハ」の字にセットした2本の刃の間を何度も通して、外皮を取り除きます。

採った繊維を足首や太ももにこすりつけるようにして、よりをかけると、

あっという間に丈夫な紐に。

この地域ではほとんどの人が縄綯いができるそうですが、バスケットの製作の際には、ものすごい量の素材が必要となるので、編み手さん自身で綯っていてはとても間に合わず、紐になったものを農家や市場で購入します。

底の編みはじめはこうだよ、と教えてもらったものの、すでに頭は混乱。

手の動きが速すぎて、どの紐をどう動かしているのか、目が追いつきません!

私たちの訪問に合わせてたくさんの編み手さんたちが集まり、大がかりな食事会を開いてくださいました。個人宅の広いお庭がキッチンとなり、早朝から数十名分もの炊き出しが行われました。

参加者である編み手さんたちは、近隣の村から、といっても数キロ、遠い人は20キロ以上も離れた村から、手に手に編みかけのバスケットを持って、徒歩での集合。みなさんの根気と体力には、ほんとうに頭が下がります。

大きなテントの下で、しめたてのヤギのシチューや焼きたてのチャパティーなど、とてもおいしいお食事をいただきながら、なごやかな交流の時間。今日のための準備や、移動の苦労を思い、感謝でいっぱいの一日でした。


けれどバスケットの旅はまだ始まったばかり。これらの産地から日本までの長い距離をつなぐのが、オンプリュの中島さんのお仕事です。

つづきは、こちら