1) 長野 池田暢子さん
くるみ、ぶどう、またたび、ガマ 多彩なかごが並びました
2)ネパール南部 タルー族に伝わる魚籠
(1) 池田暢子個展『植物を編む』
食卓のかご・トレイ
オンラインショップに並びました
中央アルプス駒ケ岳の麓、自然豊かな環境でかご作りを続けている池田暢子(みつこ)さん。
福島・奥会津で民具づくりを学んだ経験を生かし、くるみ、ぶどう、またたび、ガマ、フトイなど、山野の自然素材を使った生活のかごを手掛けていらっしゃいます。
季節ごとに山に入り、みずからの手で素材を集め、それぞれの長所を引き出した造形を得意としている池田さん。ただいま実店舗で開催中の個展に合わせ、その多彩な作品の中から全12種類を、オンラインでもご紹介させていただきます!
◆くるみ トレイ
素材の個性を日々手に取って感じられる、食卓のトレイ。
使いやすいオーバル型で、玄関のカギ入れ、アクセサリーや眼鏡入れなど、用途はあちこちに。
小:https://kagoami.com/SHOP/JNY317.html
大:https://kagoami.com/SHOP/JNY451.html
◆またたび トレイ
ざるとしても利用できる四角型のトレイ。パン皿や干し野菜用としてもお使いください。
https://kagoami.com/SHOP/JNY314.html
◆ガマ&フトイのふたつきかご
2種類の水草を編んだかごは、弾力があり、驚くほどの軽さ。パンやお菓子、お茶道具などの収納に。中身をやさしく包んでくれる四角いかごです。
正方:https://kagoami.com/SHOP/JNY449.html
長方:https://kagoami.com/SHOP/JNY450.html
◆やまぶどう ななめ編み
「ななめ編み」シリーズは、長くご紹介している池田さん定番の手提げ。
重厚なイメージのやまぶどうを軽やかに仕立てたおでかけのかご、3型が並びました。
マルシェ:https://kagoami.com/SHOP/JNY406.html
マルシェ(小):https://kagoami.com/SHOP/JNY407.html
丸:https://kagoami.com/SHOP/JNY409.html
◆やまぶどう 弁当かご
材料をななめ方向に組んで、ふっくらと丸みを出したオリジナルのデザイン。長く使い込むことで、ぶどうならではの風合いと貫禄が育っていきます。
https://kagoami.com/SHOP/JNY303.html
「色々な素材を使うことのメリットは、一つの材料をとりすぎないように調節ができること。できるだけ自然に負荷をかけることがないように、その年にたくさん取れた素材で編むことを大切にしています」
そう話す池田さんが、素材と対話するように編み上げたかごの数々。
ぜひご覧になってみてください。
◎長野のかご
https://kagoami.com/SHOP/140215/list.html
◎池田暢子 個展 『植物を編む』
https://kagoami.com/store/blog/20250401/
松本店にて、4月28日(月)まで。
(2) ネパール南部・タルー族
水草の魚籠
東西に細長いネパール。
北側には8000メートル級のヒマラヤ山脈が立ち並ぶ一方、南側はインドと長い国境を接する、北インド文化の色濃い温暖な低地が広がります。
今日お届けしますのは、その南部低地に古くから暮らしてきた民族の一つ、タルー族による伝統のかごです。
水草をかっちりと編み上げた、四角底のこの深かごは、川で釣り上げた魚を保管する「魚籠(びく)」として用いられてきたものだそう。
先日訪れた大阪・国立民族学博物館にも、同地域でつくられた35年前のかごが展示されているのを見かけました。
底が正方形で、床置きの収納のかごとして使いやすいシルエット。草を綯った細縄の掛紐がついています。
すだれ編みの技法で、軽やかさと通気性を実現。紐づかいの巧みさからは、熟練の職人技が伝わってきます。
Sサイズは、ペン立て程度(手のひらサイズ)の大きさ。
Lサイズは、スリッパ入れなどにお使いいただけるサイズ感です。
◆ネパール タルー族 魚籠
S:https://kagoami.com/SHOP/MNM301.html
L:https://kagoami.com/SHOP/MNM302.html
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松本市内はすっかり葉桜となりましたが、周囲を取り囲む山々には、新緑に交じって桜色をちりばめた景色が広がっています。
今週は久しぶりに、松本に引っ越ししてから初めてのキャンプをしてきました。
場所は、自宅からわずか5キロの距離。標高800メートルほどの「芥子坊主山」の頂上にあるキャンプ場で、北アルプスや松本平の景色をパノラマで臨めるロケーションです。
この日は仕事を早く切り上げて、暗くなる前にテントを設営。翌朝は家に戻って、いつも通りに出勤するというスピードキャンプではありましたが、夜桜を眺めながらお酒をのんで、自然の音に囲まれて眠り、非日常感をたっぷり味わうことができました。
ちょっとした山歩きや川遊びのフィールドがすぐ身近にある松本。暑い夏がやってくる前に、いろいろ開拓していきたいと思っています。
2025.4.25