南アジアに位置する、内陸国のネパール。
北側には8000メートル級のヒマラヤ山脈が立ち並ぶ一方、
南側はインドと長い国境を接し、北インド文化の色濃い
温暖な低地が広がっています。
こちらは、南部低地に古くから暮らしてきた少数民族の一つ、
タルー族による伝統のかごです。
水草をかっちりと編み上げたこのかごは、
川で釣り上げた魚を保管する「魚籠(びく)」として
用いられてきたものだそう。
細く綯った草の縄を巧みに使い、すだれ編みの要領で編み上げることで
軽やかで通気性の高いかごとなっています。
持ち運びや、吊るす際に便利な掛紐が付いています。
模様編みで底部をしっかりと固定。中から見ても外から見ても
同じ模様になっています。
底は正方形で安定感がよく、床置きの収納かごとして
使いやすいシルエット。
素朴な風合いの中に、歴史を重ねた合理的なつくりと、
熟練の職人技が光る一点です。
アジアの山岳地帯に暮らす少数民族の文化に光を当てる
「mrak」を通じて日本に届けられています。
ご購入の前にご一読ください
- 本品は天然の植物を利用した手作りの製品です。色むら、多少の汚れやキズ、表皮の割れや剥がれ、特有のゆがみ等が見られます。製品の性質としてあらかじめご理解下さいませ。
- 製品の色合いやサイズは一点一点少しづつ異なります。写真の色や表示サイズは目安とお考えください。
- 風通しのよい場所で、乾燥した状態で保管してください。(濡れたまま放置しますと変質の原因となります。)