カゴアミドリ

               

online shop入荷情報(2/13)

1) 大分 児玉美重さん 鉄鉢と手提げかご
2) 滋賀・長浜市 イタヤカエデの「小原かご」


(1) 大分・杵築 児玉美重さんより
鉄鉢と手提げかごが入荷しました

大分県杵築市に工房を構える児玉美重さんは、当店で長いお付き合いをさせていただいている竹工芸家のお一人です。
 
別府の訓練校を卒業してから16年経った今も「竹が好きという気持ちや、作る楽しさは、当初も今も変わらない」と語る児玉さん。竹に触れることは、呼吸することとと同じように、心を落ち着かせてくれる存在なのだそう。
 
一点一点の作品から伝わってくるのは、凛とした美しさと、空気をまとっているかのような透明感です。
 
最初に好きになったという「鉄鉢」は、別府竹細工の定番ともいえる昔ながらのデザインですが、独自のこだわりや工夫を重ねながら後世に伝えていきたいという通り、児玉さんならではのうつくしさと清涼感が感じられる代表作です。
 
曲線の美しさが印象的な「輪弧編み」と、底の「麻の葉」模様がアクセントになっています。
 
◆鉄鉢(てっぱち)
曲線の美しさが印象的な「輪弧編み」と、底の「麻の葉」模様がアクセントになっています。
https://kagoami.com/SHOP/JOM302.html
https://kagoami.com/SHOP/JOM303.html
https://kagoami.com/SHOP/JOM304L.html
 
◆星かご …new!
湯めぐりをする時に持ち歩くかご、として誕生した手提げかごは、差し四ツ目の模様を、きらっと輝く星に見立てて名づけられました。
床置きしても通気のよい底上げの作り。室内では、根菜入れ、茶碗かごなどにもお使いいただけます。
https://kagoami.com/SHOP/JOM312.html

 
◆結かご
横長シルエットの手提げかご。明るくかろやかな印象で、ジーンズにも和装にも似合ってしまうデザインです。
https://kagoami.com/SHOP/JOM106.html

 
◆八つ目 整理かご
八角形の小さな窓が並ぶ、風とおしのよい収納かご。A4サイズの書類の整理にぴったりです。
https://kagoami.com/SHOP/JOM311.html
 
 
様々な手仕事がある中でも、自分には竹細工が合うと直感し、一生の仕事として取り組んでいこうと、大分に移住。竹細工の世界に飛び込んだのは20代の終わりのことでした。
 
飽きずに長く使ってもらえるようシンプルさを大切に、定番のかごを作り続けていくこと。昔から使われてきた日本らしい形を次の世代に伝えていくことを目標に、今日も手を動かしています。
 
◎児玉美重さんのかご
https://kagoami.com/SHOP/107293/list.html


(2) 「小原かご」
琵琶湖北部に伝わる木籠の文化

滋賀県北部、福井県境に近い豪雪地帯の旧小原村でつくられてきた「小原(おはら)かご」。
 
カエデやモミジ、ミズナラなどの広葉樹を利用した木の籠の製作技術は、少なくとも800年もの歴史があるといわれ、この地域全体の財産とみなされて一子相伝で継承されてきたそうです。

琵琶湖北部の古い家を探せば一つや二つは必ず見つかるというほど、この地に欠かせなかった「小原かご」の魅力を現代に伝えているのは、当時の様子を知る最後のつくり手である太々野つとむさん。

弟子の荒井恵梨子さんと一緒に、何世代も使われてきた伝統的なかごとともに、現代の用途に合わせた形も届けてくださっています。
 
◆ つぎかご
つぎはぎに使う「ハギレ」を溜めておくための、ふっくら丸型のかごです。当時は貴重だった布を清潔に保管するため、また嫁入り道具としても大切に扱われてきた形です。
https://kagoami.com/SHOP/JSO305.html

 
◆ きんちょ
地元で「きんちょかご」と呼ばれてきた深型のかご。腰に下げて、山菜やきのこの採取、野菜の収穫などに使われていたそうです。
https://kagoami.com/SHOP/JSO307.html

 
◆ ぜにかご
昔、八百屋さんの店先などに吊るされていた懐かしいかご。中に入れたお札が飛んでいかないよう、口をキュッとすぼませた形。熟練の技術が必要とされます。
https://kagoami.com/SHOP/JSO310.html

 
◆ おやつかご
お菓子や小物入れに便利な小さなかご。太々野さんの工房では、栃や胡桃の実を入れて使われていました。
https://kagoami.com/SHOP/JSO319.html

 
◆ パンかご
パンやくだものをたっぷり載せられる底広の作り。ハギレや毛糸など、手仕事の道具かごとしても使いやすいサイズ感です。
https://kagoami.com/SHOP/JSO320.html

 
柴刈りや炭焼き、山を手入れしながら、あらゆる山の恵みを蓄えてきた雪深い山間部のくらし。小原かごは、わたしたちが自然と共存していた時代の記憶と知恵を伝えてくれる存在です。
 
◎ 滋賀 小原かご
https://kagoami.com/SHOP/203836/list.html

 

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先日、松本市の図書館の企画で、市内にあるお店の店主おすすめ本を紹介するコーナーが作られる、ということで、当店にもお声がけをいただきました。
 
そこで選んだ一冊は、写真家の大西暢夫さんによる「和ろうそくは、つなぐ」(アリス館)です。
 
一本の「和ろうそく」から広がっていく、知られざる手仕事のつながりをめぐる旅の記録。
 
和ろうそく職人の仕事には、「ハゼの実」「真綿(絹)」「和紙」「灯心草」という4つの素材が必要で、それぞれの素材を扱う別の職人たちの仕事にささえられています。
 
大西さんが追いかけたのはそれだけではありません。蝋を絞った後のハゼの「搾りかす」は、藍染職人のもとへ。冬の間、藍の甕(かめ)を温めておくのに、最適な燃料として使われるのだそう。
そして藍の染液を作った後の灰は、陶芸の工房へと届けられ、やきものの釉薬として新たな仕事をするのです。
 
そこに浮かび上がるのは、役割を終えた廃材を生かす、目に見えない循環のネットワーク。始末のよいものづくりを続けてきた先人たちの、みごとな横つながりです。
 
美しい写真と文章で、小学生からおとなまで、誰が読んでも職人の世界に親しめる一冊。
全国の図書館にも多く所蔵されているようですので、ぜひチェックしてみてください。
 
和ろうそくは、つなぐ(アリス館)

和ろうそくは、つなぐ


2026.2.13

 
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