1) チリ・マプチェ文化を代表する「ピルワ」のバスケット
2) 大分 湯布院「竹聲館」ござ目 手提げかご
(1) 南米 チリ共和国
ラウラさんが編む「ピルワ」のかご
南米チリの港町、プエルト・サアベドラに伝わる縄のかご「ピルワ」が入荷しました!
サアベドラは、河口に面した漁業の町。長い海岸での採貝が盛んで、「ピルワ」は運搬に欠かせない道具として活躍してきました。
素材となるのは、原生林に自生するパイナップル科の植物「チュポン」の葉です。
ひとつの「ピルワ」を編むのに、約30メートルの縄が必要。両脇のとげを除き、柔らかい部分を細かく割いて、掌で撚って縄づくりをします。
作り手は、先住民族マプチェ・ラフケンチェ族のラウラさん。チリ伝統工芸財団の工芸士として、17年以上のキャリアをもつ女性の作り手です。
お父さんも腕のよい「ピルワ」の職人で、ちいさいころからその姿を見て育ちましたが、当時は物々交換はできても、それで生計を立てることは難しかったそう。
そのため父親から直接技術を学ぶ機会には恵まれませんでしたが、「父と同じ仕事ができて、誇らしく思います」と語ってくれました。
現在は、買い物かごとして利用されている「ピルワ」。古くから伝わる形は、スクエア型(40㎝)の大きなサイズです。
今回は、かわいらしい「Sサイズ(20㎝)」と、ちょっとしたおでかけ用に「Mサイズ(30㎝)」を特別に製作していただきました。これまでよりも幅広い用途で、ピルワをご利用いただけることと思います。
「三角」と「丸」は、ピルワ職人さんたちが、チリ工芸財団との協働で生み出したあたらしいデザイン。こちらは、S&Lの2サイズ展開となっています。
◆チリ共和国「ピルワ」(スクエア)
S:https://kagoami.com/SHOP/LCL105.html …new!
M:https://kagoami.com/SHOP/LCL106.html …new!
L:https://kagoami.com/SHOP/LCL101.html
◆ピルワ 三角
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L:https://kagoami.com/SHOP/LCL104.html
◆ピルワ 丸
S:https://kagoami.com/SHOP/LCL102.html
L:https://kagoami.com/SHOP/LCL103.html
マプチェ文化を代表する手仕事の一つとしてチリ政府にも認定されているピルワのかご。
遠いチリの海岸で営まれてきた暮らしに、想いを馳せてみてください。
◎中南米のかご
https://kagoami.com/SHOP/113978/list.html
(2) 大分・湯布院「竹聲館」ござ目の買い物かご
定番+新サイズが入荷しました
大分・湯布院で「竹聲館(ちくせいかん)」を営む、竹工芸家・高見八州洋さん、綾子さんより、新サイズの手提げが届きました。
定番で取り扱っている「ござ目編み 買い物かご」は、産直所での買い出しや、小旅行にも対応そうなほどのたっぷり容量の一点。
スリムに仕上げたデザインは持ち歩きもしやすく、男性の利用者も多くいらっしゃいます。
今回あらたに入荷したのは、これよりすこし横幅を小さく仕上げた「中」サイズ。ふっくらシルエットはそのままに、日常で使いやすい大きさに仕上がっています。
◆ござ目 買い物かご (中) … new!
https://kagoami.com/SHOP/JOU112.html
◆ござ目 買い物かご
https://kagoami.com/SHOP/JOU102.html
食卓を彩る盛かご二種もあわせて入荷しています。
くだものかごやパンかごとして、お料理やお鍋の具材を並べたりと、かご&ざるとして幅広くお使いいただけることとおもいます。
楕円:https://kagoami.com/SHOP/JOU111.html
正方:https://kagoami.com/SHOP/JOU107.html
八州洋(やすひろ)さんは、1957年、竹細工の盛んな日田市の生まれ。21歳で竹工芸家の野々下一幸氏に弟子入り、その後、宮崎珠太郎氏のもとで技をみがき、独立。以来40年以上にわたって竹の道を歩んでこられました。
妻の綾子さんも、別府で竹細工を学んで30年以上。地元九州の白竹を使ったかごにこだわり、二人三脚で制作を続けている竹聲館のお二人です。
◎九州のかご
https://kagoami.com/SHOP/107293/list.html
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「ECフィルム」の存在をはじめて知ったのは、ちょうど10年前に東京の「ポレポレ東中野」での上映会に行った時のことでした。
ECフィルム(=エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ)とは、1952年にドイツではじまった『映像の百科事典』をつくる壮大なプロジェクト。
40年の歳月をかけて、数多くの研究者やカメラマンが世界各地に赴き、今では失われた暮らしの技法や儀礼など、貴重な記録を映像に残しました。その数は、なんと3,000タイトル以上!
日本では、下中記念財団によって管理・運用がおこわれてきましたが、2012年から「EC活用プロジェクト」がスタートし、個人視聴や研究利用、上映会向けの貸し出しが行なわれています。
当店での上映会の開催は、今回が3度目。
2017年「かごを編む」、2024年「植物と暮らす」に続き、今年は「冬をいきる、冬につくる」をテーマにしました。
木籠や箒、陶器などの伝統的な手仕事や、チーズやパンづくりなど、北国における暮らしの営みを記録した18作品をセレクト。会期中、営業中の当店内にて常時上映します。
ほんの数世代前に生きた人々の姿、日常の暮らしや生活道具は驚きに満ちていて、映像のすみずみに目が釘付けになります。
すでに失われてしまったものも多いけれど、今に伝わる文化への気づきや、これからの時代の自然との向き合い方について、新たな発見を与えてくれることとおもいます。
この機会にぜひ、松本店にお立ち寄りください。
◆ ECフィルム店内常時上映 ◆
『冬をいきる、冬につくる』
https://kagoami.com/store/blog/20251204/
12月4日(木)~26日(金) (火水定休)
カゴアミドリ松本店 11:00-17:00
入場無料・予約不要
◆12/20 ワークショップ◆
EC自由研究シリーズ Vol.10
「草を使う、草をまとう」
https://kagoami.com/store/blog/20251202/
12月20日(土) 19:00-21:00
参加費:1,000円
昨年の【EC自由研究シリーズ】「ひもをうむ、やってみる」の様子。
2025.12.5






