カゴアミドリ

               

online shop入荷情報(5/1)

1)『AMPIANA』のマルシェバッグ 今年も入荷しました
2)山形・シナの縄で編む「てんご」
 


(1) マダガスカル
AMPIANA ラフィアのかごバッグ

インド洋に浮かぶマダガスカルは、日本の約1.6倍。世界で4番目という大きさをもつ、自然豊かな島国です。
 
固有の動植物が数多く生息する生物多様性の「宝島」。「マダガスカルハタオリドリ」が、立派な巣を編んでいる土地でもあります。
 
「ラフィア椰子」もまた、マダガスカルを代表する植物の一つ。
椰子の葉から取り出した繊維は軽くて丈夫。見た目にもうつくしく、とても質の高いことで知られています。
 
AMPIANA(アンピアーナ)は、マダガスカルを拠点としたバッグブランド。2020年の立ち上げ以来、環境に配慮したものづくりと、フェアトレードの理念にもとづいた活動を続けられています。

 
ラフィアで作られるどの製品も、シンプルなデザインだからこそ、素材の品質と細部までこだわったつくりが感じ取れます。
 
ブランドのロゴは付いていませんが、国旗と同じ白・赤・緑、3色の糸が小さく縫い付けられています。
製作日と作り手のサインが書かれた紙タグもチェックしてみてください。
 
また、お買い上げから半年間有効の保証カードが付属しています。修理対応についてもご相談いただけますので、安心して長くお使いいただけることと思います。
 
◆マルシェバッグ◆
AMPIANAの代表作。地元では椰子の葉で編まれているものが一般的ですが、椰子の繊維を使用することにより、やわらかくて丈夫な手提げかごを実現しました。
きっちりと目の詰まった編みで、置いたときの安定感も抜群。細部まで凝った作りに、職人さんたちの技とこだわりが伝わってきます。

S:https://kagoami.com/SHOP/ADP101.html
M:https://kagoami.com/SHOP/ADP102.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ADP103.html
 
◆ Pull bag ◆
初入荷のプルバッグは、セーターのような凹凸のある編み目がキュート。
たっぷり入るバケツ型に、幅広のワンハンドルを組み合わせています。
https://kagoami.com/SHOP/ADP107.html

 
◆ Line tote bag ◆
薄型でたっぷり容量のトートバッグ。こまかな編み模様が見事なつくり。自立型ではありませんが、くるくると丸めて収納できるので、保管にも場所を取りません。
https://kagoami.com/SHOP/ADP106.html

 
◆ Tote bag ◆
羽のようにかろやかなトートバッグ。ワンピースなど、夏の装いによく似合います。付属の紐で結べば、コンパクトに持ち運ぶことができて、旅行にもおすすめです。
https://kagoami.com/SHOP/ADP105.html

 
マダガスカル語で「プラス」を意味する「AMPIANA」。
貧困や識字率の低さ、医療の不足など、マダガスカル社会の中でさまざまな壁にぶつかっている作り手さんたちととも歩んでいけるようにと、非営利団体も立ち上げ、売上の一部は同団体による医療費補助や食料支援などに充てられています。
 
◎マダガスカル AMPIANAのかご
https://kagoami.com/SHOP/90570/list.html
 
 


(2) 山形・鶴岡
シナノキの「てんご」

「てんご」は、山形県と新潟県の県境、山間部の集落に古くから伝わるかごです。
 
ここは、日本の三大古代織のひとつ「しな布」の産地として知られる土地。
落葉広葉樹のシナノキやボダイジュから採れる繊維を使った、とても古い手法で作られる「しな織り」の里です。
 
織物に加えて、同じ素材を使った縄や袋、漁網などの生活具も多く作られ、暮らしに深く根ざしてきました。
 
「てんご」とは、この地方の腰かごの呼び名で、山菜やキノコ採りなど、山仕事にかかせないもの。
 
丈夫なシナノキの繊維を綯った細縄を編んだかごで、手間ひまのかかる昔ながらの製法で作られています。
 

シナノキの幹は梅雨時期に伐採し、剥がした樹皮を干し、しっかり乾燥させたのち、灰汁で煮、糠に漬けて、水にさらす、、、といった工程をいくども経て、ようやく繊維が姿をあらわします。
 
シナ独特のどこかなつかしい匂いも特徴のひとつ。山形が誇る、歴史の詰まった編組品のひとつです。
 
◆てんご
https://kagoami.com/SHOP/JYS131.html
 
 
◎山形のかご
https://kagoami.com/SHOP/113098/list.html

 

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数日前、ケニアを旅している知人より、鳥の動画が送られてきました。
 
草の葉を口に加えた鳥の姿と、かわいい鳴き声。留った木の奥には、枝にぶらさがるたくさんの巣。
 
カゴアミドリの店名の由来となった、weaverbird(ハタオリドリ)をみかけて撮影してくれたものでした。
 
https://www.instagram.com/p/DJBuPooul4m/

weaverbird は、世界中に生息しているスズメの仲間。くちばしを器用に使って、複雑で高度な巣をつくる鳥として知られています。
 
英語のweaveは、織ると編むの2つの意味があるので、日本ではハタオリドリ(機織り鳥)と訳されたのではないかと思うのですが、巣づくりはカゴ編みに近いのではと考え「カゴアミドリ」と訳し、店名にしてみました。
 
ちなみに、巣をつくるのはオスの役目だそうで、メスは完成した巣を細かにチェックし、立派な巣の相手を選ぶのだとか。(そして気に入られなかったオスは、何度も巣をつくり直すのだとか。)
 
さらに余談をつづけると、鳥の巣こそが、人類にかご作りのヒントをくれたのではないか?と想像しています。
 
ある日、森に食べ物を探しに出かけた私たちの遠い祖先。おいしい木の実がたくさんの落ちている場所を発見して大喜びしたものの、両手だけでは持ち帰れずに困っていた時、頭上で鳴く鳥の声に頭を向けてみると、見事な鳥の巣が。。。
 
全くの妄想ではありますが、今日もそんな物語をイメージしながら、世界各地のかごを紹介していきたいと思います。

2025.5.2

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