カゴアミドリ

               

online shop入荷情報(11/21)

1) エイドリアン・チャールトンさん イギリス伝統のヤナギのかご
2) 長野 池田暢子さん やまぶどう「ななめ編み」手提げ


(1) エイドリアン・チャールトンさん
イギリス伝統のヤナギかご

今年で40周年を迎えるベテランのかご職人、エイドリアン・チャールトンさんより、歴史に磨かれ、受けつがれてきたバスケットが今秋も入荷しました。
 

エイドリアンさんは、イギリスの南西部・ノーフォークのご出身。北海に面したノーフォークは、ゆたかな漁場に恵まれ、古くから漁業が重要な産業の一つで、特に「ニシン漁」がさかんに行われてきた歴史があります。
 
ニシンは数十億ともいわれるほどの大群で回遊する魚で、魚群に当たれば一攫千金。中世の西欧では、燻製(kipper)や塩漬け(pickled)などにされ、貴重なたんぱく源として欠かせないたべものでした。産卵場所を求め、回遊ルートをおおきく変更することもあるため、国家間の争いに発展してしまうこともあったそうです。
 
頑丈かつ耐水性のあるヤナギ素材のかごは、港に必要不可欠な道具のひとつで、20世紀の半ばまで、職人たちがしのぎを削って需要を支えてきました。
 
エイドリアンさんが地元の名人のもとに弟子入りしたのは1980年代のこと。伝統的な港のかご「クラン・バスケット」をはじめとして、幅広い技術を磨いてこられました。
 
実は、絵画の腕前も本格派のエイドリアンさん、先日は初の個展を開催されたのだそう!エイドリアンさんのかごから伝わってくる美しさは、こうした才能にも裏打ちされていることを実感しました。
 
◆クラン バスケット
故郷ノーフォーク地方に伝わるかご。「クラン」とは、魚の重さをはかる単位のことで、水揚げしたニシンの運搬や計量に使われたそう。無駄のないデザインに、特別な存在感が感じられる一点です。
http://kagoami.com/SHOP/ENF435.html

 
◆アスパラガス・バスケット
その名の通り、長いアスパラガスを並べて収穫するためのかごとして使われてきました。かっちりとした長方形は使い勝手が良く、工具・道具入れとして利用される方が多い形です。
https://kagoami.com/SHOP/ENF430B.html

 
◆チーズトレイ
チーズやパン、フルーツやスイーツを並べて。食卓にいきいきとした華を添えてくれる一枚です。
https://kagoami.com/SHOP/ENF428.html

 
◆ウォールナッツ バスケット
近くの森でクルミ拾いをするために作ったという、エイドリアンさんご夫婦愛用のかわいいかごです。
S:https://kagoami.com/SHOP/ENF427.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ENF429.html

◆リネン バスケット
しばらくぶりの入荷です!樹皮を剥いた白い柳と、なめらかな曲線が目を引くエレガントなかご。大きな布やブランケットの収納に。床置きがとても絵になります。
http://kagoami.com/SHOP/ENF420.html

 
◆ログ バスケット
太い薪もたっぷり収納できる大容量。我が家では、ザックなどの山道具入れになっています。重たいものも運びやすい両持ち手付き。
https://kagoami.com/SHOP/ENF432-2.html

 
 
さまざまな品種のヤナギを組み合わせた、渋く落ち着いた色づかいも、エイドリアンさんの作品の特徴の一つです。
 
「私たちは現在、15種類ほどのヤナギを育てています。品種ごとに性質の違いがあり、基本的には複数種を組み合わせて使うのがベストだと考えています。

それぞれの長所を引き出せるように考えながら、組み合わせています」
 
◎ヤナギのこと -エイドリアンさんに伺いました-
https://kagoami.com/store/blog/250401/
  
◎イギリスのかご
https://kagoami.com/SHOP/109550/list.html
 

手入れの行き届いたエイドリアンさんの庭。塀の向こうはヤナギ畑。
塀の素材にも、編んだヤナギが使われていました。
 


(2) 長野・駒ヶ根 池田暢子さん
やまぶどう「ななめ編み」手提げ 3つのデザインが入荷しました

長野県・駒ケ根にて、県内で採取できるさまざまな植物を使ったかご作りを続けている池田暢子さん。
 
どれも生活に取り入れやすい実用的なかごでありながら、素材となる植物の素顔をうまく引き出したデザインにも特徴があります。
 
当店の開店当初から取扱っているロングセラーが、ヤマブドウ樹皮をたっぷりつかった「ななめ編み」の手提げです。
今回はひさしぶりに、台形・丸・楕円の三タイプが同時にご覧いただけます。


 
やまぶどうの重厚なイメージをくつがえすかろやかな雰囲気。カジュアルな冬の装いにもよく似合うデザインとなっています。
 
◆ななめ編み(楕円)
 https://kagoami.com/SHOP/JNY408.html

 
◆ななめ編み(丸
 https://kagoami.com/SHOP/JNY409.html

◆ななめ編み (小)
 https://kagoami.com/SHOP/JNY407.html

 
◎長野のかご
https://kagoami.com/SHOP/140215/list.html

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松本に暮らしはじめてから なかなかできずにいたコンポストを、近ごろ再開しました。
 
現在の住まいに合うような、室内かベランダに設置できるタイプを探していたのですが、移動もできて手軽な「バッグ型」の存在を知って、通販で購入しました。
 
見た目は普通のトートバッグで、上部にジッパーがついたデザイン。生ごみを入れたら、軽くかき回すだけ。匂いも虫の発生もなく、家族3人分の野菜クズならば十分まかなえてしまいます。
 
再開のきっかけになったのは、10月に開催した「気候変動のもやもやカフェ」のトークイベントでの交流会でした。
 
参加者のみなさんに聞くと、通年でコンポストを利用しているという方が多く、長野の寒い冬でも、微生物たちはゆっくりと分解を続けてくれるようです。バッグ型は、トークゲストの武井七海さんも愛用していると聞いて、これなら我が家でも続けていけそうと安心できました。
 
はじめてみるとすぐに、可燃ゴミの量は数分の一に減って、捨てるもののほとんどは食材だったことをあらためて実感。ゴミ出しの回数も減らすことができそうです。
春になったら、出来上がった堆肥を使って、ベランダ菜園にも挑戦したいなと、楽しみにしているところです。

2025.11.21

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