(1)フランソワさんが手掛けるフランス各地の伝統的なかご
(2)カンボジア「moily」ふた付きのオーバルバスケット
フランソワさんの
ヤナギのバスケットが届きました
フランソワ・デプランシュさんは、フランスを代表するかご職人のお一人。
南西部ドルドーニュ県のちいさな村で、素材となるヤナギの栽培も自ら手がけながら、美しい暮らしのかごの制作を続けています。
ヨーロッパでは現代アートのバスケットも含めて様々な作り手が活躍している中、国内各地の伝統的なかご作りを学んだフランソワさんが大切にしているのは、シンプルで無駄のない実用的なかご。
細部にこだわり、端正に作りあげたかごは、ひと目で彼の手によるものであることがわかるほど。
今日はじめにご紹介するのは、フランソワさんが長きにわたって手がけているかごの一つ「オープンワーク バスケット」です。
ヤナギの太い枝を側面にぐるりと立ち上げた、目を引くデザインの手提げかご。「フィッチング テクニック」と呼ばれる隙間を開けた編み技法によって、軽量ながらも強度の高いつくりとなっています。
◇ Open work basket
M:https://kagoami.com/SHOP/ERD410.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ERD402.html
「フレーム バスケット」は、フランソワさんが得意とする技法。
2本の枝を組み合わせた骨組み(フレーム)を基礎に編み上げていく古い技法で、持ち手には削った栗の木を使用しています。
絵になる色と形、くだものかごにもおすすめです。
◇ Frame basket
https://kagoami.com/SHOP/ERD413.html
「オーバル バスケット」は、細かな編み模様のちいさな手提げかご。
オーソドックスな形の中に、フランソワさんのディテイルへのこだわりを感じる美しい仕上がりです。
◇ Oval basket
https://kagoami.com/SHOP/ERD412.html
最後は、新作となる「ショルダー バスケット」です。
肩に掛けて、キノコやベリー摘みに活躍したデザイン。前後非対称のかたちで、片面が身体にフィットするように仕上げられています。
肩ひもの他にハンドルも付いており、2WAYの使い方にも対応。ロープにはヘンプ素材を使用しています。
◇ Shoulder basket
https://kagoami.com/SHOP/ERD414.html
元々はエンジニアの仕事をしていたフランソワさん。かご作りをはじめる最初のきっかけとなったのは、なんと「嵐」だったそうです。
1999年の年末、家族で滞在していた旅先をハリケーンが襲いました。停電でどうにも動けなくなってしまった後、折れて飛んできた小枝を拾って子どもたちと作ったのが、はじめてのかごだったそう。この時の経験がひらめきとなって膨らんでゆき、その後の人生が大きく方向転換することとなりました。
シンプルなつくりのバスケットほど、簡単にマスターできない奥深さがあると語るフランソワさん。第一人者となった今も、新しい技法に挑戦し、自分らしいラインナップを少しづつ広げていきたいと考えているそうです。
◎フランスのかご
https://kagoami.com/SHOP/115017/list.html
「moily」 ふたつきの整理かご
3サイズ 入荷しました
カンボジアにて、ラペアを素材としたかごを手がける「moily」より、収納かごが各種入荷しました。
今週は、食料品のストックから、靴下や下着、衣類の収納に便利な「ふた付きかご」が再入荷しました。
オーバル型の3サイズ、元々は自転車の荷台に使われていたというロングサイズを含めた4アイテムが揃いました。
定番のランドリーバスケットとともに、在庫切れとなっていたアイテムが入荷していますので、ぜひご覧になってください。
◇ ラペア ふた付きかご
S:http://kagoami.com/SHOP/SKM317.html
M:https://kagoami.com/SHOP/SKM318.html
L:https://kagoami.com/SHOP/SKM319.html
ロング:https://kagoami.com/SHOP/SKM320.html
定番のランドリーバスケットは、場所をとらないバケツ型のシルエット。軽量で通気性も高く、3サイズから選べるのがうれしいところです。
◇ ランドリー バスケット
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M:https://kagoami.com/SHOP/SKM403.html
L:https://kagoami.com/SHOP/SKM402-2.html
代表の池宮聖美さんが「moily」を立ち上げたのは今から10年前。
産地の村に足しげく通い、職人さんたちとともに質の高いかご作りに取り組む池宮さん。技術の向上や新製品の開発とともに、現地の生活環境は年々良くなってきているとのこと。
「農村に住む女性たちが、村内でできる仕事をつくりたい」という池宮さんの願いが着実に実を結んでいるのを、私たちも実感しています。
◎アジアのかご
https://kagoami.com/SHOP/90574/198791/list.html
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先日来の冷え込みで、松本の街はぐっと冬らしい景色に変わりました。
雪化粧をした北アルプスの山並みが、きりりと澄んだ空によく映えて、寒いながらも気持ちの良い日が続いています。
松本ではじめての年末年始を迎えるにあたり、こちらのお正月の様子がだんだんとわかってきました。
まず、信州では年越しのことを「お年取り」と呼ぶそう。元旦ではなく大晦日の夜に、おせち料理またはお年取り用の豪華なお食事を用意して、家族あつまって年越しのお祝いをするのだそうです。
どんど焼きを「三九郎」と呼ぶのは、長野県の中でもこの中信エリアだけのよう。お焚き上げの火で「繭玉団子」をあぶって食べるのがおたのしみだそうで、一体どんな様子なのか、のぞきに行ってみようと思います。
年明けには伝統の「あめ市」もにぎやかに開催される冬の松本。きびしい寒さが続く冬だからこそ、心あたたまるたのしい時間が大切にされているのをあちこちで感じる日々です。
2024.12.14