カゴアミドリ

               

online shop入荷情報(11/30)

(1)ノルウェー Hegeさん、Samsonさんの木のかご
(2)秋田 一枚皮のクルミのかご


ノルウェーより
Hegeさん、Samsonさんの多彩な木のかご
入荷しました

Hege(ヘーゲ)さんは、ノルウェーでは数少ないかご職人のお一人。
今年9月に、先輩職人のSamson(サムソン)さんとともに初来日し、当店にてノルウェーのかごに関する講演と製作実演を行ってくださいました。

そのご縁がつながって、このたび、お二人の作るノルウェーのかごを、初めてご紹介できることとなりました。

Hegeさん、Samsonさんが手掛けているのは、ノルウェー各地で古くから作られてきた伝統的な「木かご」です。

白樺や松、杜松(ジュニパー)、榛(ヘーゼル)など身近な木材を利用する、各地域固有のかご作りを掘り起こし、その技術を学び、次世代につなぐ活動をされています。

先日よりご紹介している「小原かご」と重なる点も多くあり、滋賀にある工房まで足を運んで、荒井さん・太々野さんとも直接顔を合わせたHegeさんたち。木籠の作り手同士の国を越えた交流は、あつく盛り上がったそうです。

樹種の豊富さに加え、枝・樹皮・根っこなど、木のさまざまな部位を巧みに利用したノルウェー伝統のかごの数々。シンプルなデザインながら、造形としての楽しさに目を奪われる作品ばかりです。
 
◆handkipe|桜+柳+松 手つきかご
https://kagoami.com/SHOP/ENH112.html
縦軸にチェリー、横軸にヤナギ、底板にはパインを使った、四角底の手付きかご。オイルフィニッシュで手ざわりも滑らかです。

 
◆ryggkipe|杜松+松 ひも付きのかご
https://kagoami.com/SHOP/ENH110.html
つくりは同じでも、素材が変わることで雰囲気が変化するのがよくわかる一点。
紐の部分は、リンデン(シナノキ)の樹皮の繊維を縒ったもの。

 
◆knutekorg|杜松+松+柳 曲げ木のかご
https://kagoami.com/SHOP/ENH113.html
4本の枝を組み合わせたフレームなど、他にはない特徴がみられるノルウェーらしいかごの一つ。冠婚葬祭などの場面でお料理を持ち運ぶのに多く使われた形で、古いものには様々なペイントを施したものも見られるそう。

 
◆fiskeveske|白樺+杜松 ショルダー
https://kagoami.com/SHOP/ENH102.html
白樺の樹皮とジュニパーのへぎ板を組み合わせた、ショルダーバッグ。体にフィットする特徴的な形は、魚釣り用のかごがルーツです。

 
◎ノルウェーのかご
https://kagoami.com/SHOP/204663/list.html

 


秋田・角館
クルミの壁掛けかご

秋田より、花器や状差しとしてお使いいただける壁掛けかごが入荷しました。

森に立つクルミの木の姿を、そのまま写し取ったような野性的なたたずまい。
クルミの一枚皮を折りたたんで、ヤマブドウ蔓でかがって仕上げています。

傷や蔓に絡まれた跡など、樹皮には森の中での時間が刻まれていて、かごも一つづつ表情が異なります。

森の空気をまとう樹皮のかご。1点1点を味わってみてください。
 
◆クルミ 壁掛けかご
S:https://kagoami.com/SHOP/JAS342.html

 
M:https://kagoami.com/SHOP/JAS346.html

 
L:https://kagoami.com/SHOP/JAS349.html

 
◎秋田のかご
https://kagoami.com/SHOP/90530/list.html

 

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この週末は「中津箒」の産地、神奈川・愛川町を訪問してきました。

相模川の中流部に位置する愛川町は、里山の風景が広がるのどかな地域。

来週12月5日からスタートする【中津箒 二人展】に参加いただく職人のお一人、今井伸朋さんとの打ち合わせをかねて、箒の博物館「市民蔵常右衛門」を見学してきました。

この地で150年以上の歴史をもつという「中津箒」。昭和20年頃のピーク時には、年間50万本もの箒を全国に出荷していたそうです。

時代の変化の中で存続の危機にさらされた時期もありましたが、この十数年で若い職人たちが多く加わるなど、今では日本を代表する箒の産地として復活をとげています。

今回の企画展は、中津箒の職人歴17年目となるベテランの吉田慎司さんの提案により実現した、4年目の職人・今井伸朋さんとの二人展という新たな試み。

同じ中津箒の技術を用いた、同じ用途の箒であっても、職人ひとりひとりの個性がはっきりと表れてくると、お二人は語ります。

素材の特性にあわせて、仕上りを柔軟に変化させていく吉田さんと、イメージする完成形に近づけて調整していくという今井さん。

箒職人として生きることを選んだ同世代の二人の仕事を、実店舗、オンラインショップの順でご紹介してまいります。どうぞお楽しみに!

『中津箒 二人展 吉田慎司・今井伸朋 』
12月5日(木)-23日(月)
カゴアミドリ松本店
長野県松本市大手1-3-28 神山ビル2F
11:00-17:00 (火水定休)
https://kagoami.com/store/blog/20241205/

◇実演&トークイベント
12月5日(木)
https://kagoami.com/store/blog/2024_1205/

 
 

2024.11.30

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