こんにちは。朝子です。
マルシェバッグといえば、フランスの市場で使われる定番の買い物かごとして有名ですが、
まさか男性やおじいちゃんまでさりげなく愛用しているとは、昨年現地に足を運ぶまで
知りませんでした!
フランスにやってくるマルシェバッグのほとんどは、旧植民地のモロッコを中心とした
北アフリカで作られています。
それを知ってから、私はフェアトレードの理念で作られているマルシェバッグを探していました。
そして意外にも、すぐに最適なパートナーが現れたのです。
なんと、パリに滞在中に宿泊させてもらった友人のおばに当たる人が
モロッコのさまざまなフェアトレード製品をフランスに紹介する仕事をしていたのでした。
早速問い合わせて、試作をお願いしました。そして先日、ついにその試作品が届いたのです。
モロッコの西南の小さな海辺の町、シディ・イフニ。
そこから少し離れたケンホフという農園で作られた、本場のマルシェバッグです。
このあたりは人口のとても少ない半砂漠地帯で、アラブ語よりも更にずっと古い歴史を持つ
「ベルベル語」を話す人びとが、独自の文化を保ちながら暮らしています。
ケンホフ農園は、スペイン領だった時代に開拓され、その後長い間打ち捨てられていましたが、
近年になって近代的な灌漑や農法を採りいれた農場として復活しました。今では近隣の
20ほどのベルベル人の家族を支えるようになっています。
その家族の女性たちが、椰子の葉をつかったかご作りを始め、刺繍や編みもの
などの繊細な手仕事を、今も母から娘へと受け継いでいるのです。
農園の発展に情熱を傾ける現地と友人たちの挑戦を、わずかながら応援していければ、と
思っています。
さて、そのマルシェバッグですが、吉祥寺の展示会で初お目見えします!
とても丁寧に編まれた、日本初上陸の製品ですので、ぜひお楽しみに。
ウェブサイト上での販売開始は…、すいません、もう少しお待ち下さい!