12月26日(月)をもちまして、国立店と松本店を巡回した「Bror ネーベルスロイド」展が終了いたしました。
松本店では初の開催でしたが、たくさんのみなさまにお運びいただきありがとうございました。
会期中にご来店のお客さまからは、「樹皮が柔らかくて軽いので驚いた」「寒い時期でも、華やかであたたかい気持ちになれる」というお言葉をいただきました。
また会期中は、ブロールさんから直接現地で指導を受けられた、白樺工芸家の河内山淳子さんによる「パンかごを編む」ワークショップを行いました。
当日は、スタッフの私も参加させていただき、はじめて白樺のかごづくりを体験させていただくことに。
まずは、写真をスライドで見ながら、河内山さんが以前お住まいだったスウェーデン・ヨーテボリの街や自然、地元の人々の生活についての説明をしてくださいました。日本とは異なる自然環境、明るい夜、長い冬についてのお話は大変興味深いものでした。
そして、いよいよかごを編む作業へ。
テープ状にカットしてある白樺樹皮を交互に配置し、隙間なく目の一つ一つが正方形になるようにクリップで留めながら編み足していきます。手を動かすことで編んだ面が広がっていくのは楽しいのですが、実はとても指の力の要る作業でした。
縁の折り返しや仕上げの始末など、たいへんな作業もありましたが、河内山さんのサポートを受けながら、皆さん無事に完成!
出来上がったものにも大満足で、集中してかご作りに取り組んだ充実した時間となりました。
かごを編む過程を知ることで、また自分の手でかごを作ってみることで、手作業で作られたものを大切に慈しみたいと思う気持ちが今まで以上に強くなりました。
今後も、職人の手によって生み出されるかごに敬愛の念をもって、丁寧にご紹介していきたいと思います。
スタッフ 荒井