カゴアミドリ

               

北海道を旅してきました

こんにちは。伊藤征一郎です。
先週は、少し早目の夏休みをいただきました。
期間中にご利用予定のお客様には、ご迷惑をおかけいたしました。

一週間ほど、家族で北海道を旅してきました。
僕は東京生まれなのですが、親戚の多くが網走に住んでいたこともあり、
幼少のころの夏休みといえば、この土地で過ごすことが多かったのです。

というわけで、旅の初日は網走に滞在しました。
網走といえば、なんといっても刑務所とオホーツク海の流氷のイメージが
強いと思いますが、個人的にとてもおすすめしたい場所があります。

それは、北方民族博物館です。
グリーンランドから北欧のサーメ人、ユーラシア~北アメリカのイヌイット、
そして北海道のアイヌの人々。
その文化とくらしの道具の品々を、ていねいに紹介している施設です。
これまで何度となく足を運んでいるのですが、いつも長居してしまいます。

そして、バスケット類も数多く展示されていました。
特に白樺樹皮はポピュラーなかごの材料で、シンプルな暮らしのカゴから
うつくしい装飾を施したものまで存在し、北国の暮らしに不可欠な素材
であることを実感できました。

 
 
白樺樹皮で覆ったカヌーも!

この夏は、ワークショップや企画展など、さまざまなイベントも予定されているようです。
ぜひ、網走にお越しの際は、立ち寄ってみてください!

それからの数日は、道内の知人を訪ねつつ、アイヌの人々の暮らしを展示している
場所を訪れました。

その中でも、印象的だったのが、アイヌ語で「チセ」と呼ばれる住居です。

 

一般的に用いられる材料は、「カヤ」が多いのですが、上川地方でみられるチセは、
「ササ」が使われていました。

茎の内部に空気の層をもつササは、内陸部の厳しい寒さをしのぐ材料として
最適だったのでしょう。

実際に、その中に足を踏み入れると、しっとりあたたかな雰囲気に包まれました。

そして旅の後半、次に向かった先は、カムイミンタラ!
アイヌ語で、「神々の遊ぶ場所」という意味で、大雪山のことをいいます。
ロープウェーも利用できるので、子供連れでも気軽に登山を楽しむことができました。

当日は快晴に恵まれ、頂上付近では見事な雪形が現れました。
いろいろな鳥やシャチなどの動物たちにも見える、大自然のオブジェ。
まるで極北の動物たちが、集まって遊んでいるかのように見えました。

と駆け足ではありましたが、北海道の魅力を十分満喫した旅となりました。
そして、気分一新、新たな気持ちで業務を再開しています。

8月は『ケニアの手仕事展』など、新たなイベントを予定しています。
引き続きどうぞよろしくお願いします!

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