この週末、国立の桜も満開となりました!
駅前から続く、大学通りの桜並木は今年も圧巻です。
ぜひお花見がてら、お立ち寄りください。
そして、店内も春らしい雰囲気の手提げかごがたくさん揃う時期
となりました。
まずはじめにご紹介したいのはこちら。
福島・稲苗代町の山本さんにお願いしておりましたあけびのかご。
細かな編み目模様、どの角度から見ても整ったうつくしいシルエットは、
山本さんのこだわりならではのもの。
材料のみつばあけびも、自ら会津の山を歩いて採取し、さらに良質な個所
のみを材料としています。
自己流でかごづくりをはじめてから、わずか10年ほどと知ったときは、
ほんとうに驚きました。短いキャリアとは思えない完成度の高さは、
どのような点にあるのか? とても参考になる話を伺ってきましたので、
後日ご紹介ができればと思っています。
持ち手が少し長めになっているのは、日頃のお出かけでも使いやすく、
腕にかけやすいようにするため。実際に自分で使用をしてみて、改良を
されていったそうです。手と本体をつなぐリングも、三つ編み模様の
かわいい仕上げとなっています。
こちらは、新潟・阿賀でかごづくりに携わってきた職人さんのかご。
「銀皮」とよぶ、サワグルミの樹皮が一番美しい時期に採取した
素材を使用しています。
続いては、山形・鶴岡より伝わる「シナ」を使用した手提げかご。
四方を山に囲まれた関川では、「日本三大古代織り」の一つに数えらる
「シナ織」の伝統が受け継がれています。
集落には現在40戸ほどありますが、そのほとんどの家庭がシナを素材とする
ものづくりに携わっているという、文化と伝統が今も息づいている地域。
こちらは、おじいちゃんが手がけたかわいい花模様の手提げです。
まだまだ、いろいろな手提げかごが届けられる季節です。
ぜひ国立散歩とともに、お運びくださいませ。
いとう