松本店では3年目となる「ヤノフ村の織物展」がスタートしました。
今年は11人の織り手たちによる、約120点の作品が並びました。
ヤノフ村の二重織りの魅力は、なんといっても布いっぱいに描かれた暮らしの風景。
豊かな森、鳥や動物たちに囲まれ、自然の恵みとともに営まれてきたヤノフ村の折々の物語が、作品の一枚一枚から伝わってきます。
村一番のベテラン、テレサさんによる『結婚式』のタペストリーは、2か月をかけて織りあげた大作。
すべて手紡ぎの羊毛を使用した大判作品(150㎝×210㎝)で、ヤノフ村の織物が嫁入り道具だった頃に織られていたものと、全く同じものを手掛けてくれました。
縦糸に濃さの異なる2本のグレーを組み合わせ、緯糸に白とグレーを使っています。手紡ぎならではの質感と、グレーのコントラストがとても美しい仕上りとなっています。
こちらは、ダヌータさんによる大判作品(138×210㎝)。
色鮮やかなグリーンをベースに、花や葡萄など植物の伝統紋様が描かれています。
大小さまざまのタペストリーをはじめ、クッションカバーも豊富な品揃えです。
店内では、ベテランの織り手たちの工房での作業風景も動画でご覧いただけます。
社会が大きく変化し続ける中、時代を超えて受け継がれる手仕事の大切さ、手を動かしつづけることの尊さを伝えてくれます。
みなさまのご来店をお待ちしております。
【ヤノフ村の織物展】
Wystawa Tkaniny Dwuosnowowej
2024.11.7 thu – 11.18 mon
11:00-17:00 火水 休み