昨年9月8日に発生したモロッコ地震(アルハオズ地震)の支援として、チャリティ付きのかご手ぬぐいをご購入いただいたみなさま、たいへんありがとうございました。
12月末までの販売期間中に、約800枚をお買い上げいただきました。
実店舗に設置した募金箱へのご寄付とあわせ 合計417,740円を、マラケシュから被災地へと支援物資を届ける活動に寄付することができました。
震源地は、標高4000メートルを越えるアトラス山脈の山間部。
モロッコ第2の都市・マラケシュから南西に70kmほど離れた地域で、先住民族のベルベルの人々が、今も自給自足に近い暮らしを営んでいる土地です。
ワランワヤン・石田さんのインスタグラムより
寄付先の「マラケシュ婦人会」のメンバーのひとり、ワランワヤンモロッコの石田雅美さんの話では、4か月が経過した今も、復興はまだまだ目に見えるかたちとはなっていないとのこと。
そこで12月も終わりに近づいたころ、新年を少しでもあたたかな気持ちで迎えてもらいたいとの願いから、支援が不足している山間部の村 約200世帯に、基本的な食糧(2トン以上)の配布を、あらたに行ったとの報告がありました。
カラフルな袋を選んだのは、気持ちが少しでも明るくなるように!
車が通行できない山の上に建つ家々には、ロバがさんが大活躍
無事に食料の配布を終えたあとに向かったのは、「ハマム」の建設現場。
「ハマム」とは蒸気サウナのことで、日本の銭湯のようにモロッコの大衆に根付く文化、人々の交流の場でもあるそう。
村人たちが数か月も身体を洗えていない状況を知り、本格的な冬に入る前にハマムの建設資材を届ける活動も行っていました。
すぐに必要な物資の提供だけでなく、村人たちが安心して生活できる場所づくりや、それまでに従事していた仕事に戻れるまで支えていくことが、今後も求められていくことでしょう。
移民としてモロッコに暮らす日本人女性たちが、いち早く団結して寄付金を集め、支援物資を直接自分たちで手渡すところまでをリアルタイムで報告してくれたその行動力は、とてもすばらしいものでした。
今回の能登半島地震でも何かの力になりたいと考えている私たちに、たくさんの勇気を与えてくれたように感じています。
あたたかな気持ちでご支援くださいました多くの皆さまに、重ねましてお礼申し上げます。