『頼れるカゴ展』開催中です!

ただいま、今年で6年目となるギャラリーフェブさんにて、
「かご展」を開催中です。

【頼れるカゴ展】
会場:吉祥寺 ギャラリーフェブ
   http://www.hikita-feve.com/next.html
会期:5月19日(土)‐26日(土)
     ※23日(水)休み

今年のテーマは「頼れるカゴ」。

おでかけから、暮らしの中の収納まで、幅広く活躍してくれる
たくさんのカゴが揃いました。

スペースの一部では、秋田の箕職人・田口召平さんによる
太平箕とその技術を応用したカゴが並び、製作過程の動画もご覧いただけます。

今年もたいへん見ごたえある展示となっておりますので、
ぜひお運びいただければ幸いです。

秋田の太平箕 春の材料採り(フジ)

続いて、フジの採取のために里山へ移動しました。

 

まずはじめに必要となるのは、山主さんの許可。
田口さんは、フジのある近くの集落で農作業をしていた方に声をかけ、 その土地を誰が所有しているのか、おしゃべりしながら聞きだしていきます。

 

その際、自分がずっと箕づくりをして生計を立ててきたこと、どんな材料を取りたいのかということをどんな人にもていねいに説明している姿がとても印象的でした。


(秋田弁なので、全部は聞き取れませんでしたが)どの方もとても楽しそうに話していて、あらためて田口さんのコミュニケーション能力の高さを実感。

聞き込みをはじめてから三人目で、無事に山主さんにお会いすることができました。

 

ようやく、フジの採取に着手。
フジは他の植物に巻き付いて成長するいわば厄介者なので、人の手により 適度に伐採することで、山にもよい影響があります。 

よい材料となるフジの目印は、表面に見える横線の模様。

絡まずにまっすぐ伸びている蔓を選んで、鉈で切り落とします。 


この時期は、樹皮と木質部の間に水分が多く含まれているので、強く叩いて刃を入れると、気持ちよいほどきれいに皮が剥がれます。

うまく剥がれない場合は、歯も使います。


箕に使うのは、皮の部分のみ。


樹皮を剥いだあとのフジの枝は、きれいに束ねて人目につく場所に置いておきます。

 

不思議に思って尋ねてみると、乾いたフジは良く燃えるので、薪ストーブの焚きつけにとても重宝するのだそう。山の中で採取した場合は自然に還すけれど、里では近くに住む人に利用してもらいたい という考えからだそうで、地域の人とのつながりを大切にしている田口さんならではの心遣いだと思いました。

 

そして、今日は思ったより早く作業が終了したということで、ご褒美タイム!
急遽、山菜ツアーに案内いただきました。

山ウド、ホンナ、タラの芽、葉ワサビなどなど、短時間でこれだけの収穫!
手で持ちきれない山菜は、コウゾの木の皮を剥いでロープにして運びました。
本当に豊かな秋田の山の恵みたち。
(この後、田口さんの奥様が豪華な山菜料理を用意してくれました!)

 

次回の素材採取は、8月後半。
ヤマザクラの樹皮の採取に同行しますので、またこちらでレポートいたします。

秋田の太平箕 春の材料採り(イタヤカエデ)

しなやかな弾力をもち、白い木肌が美しい「太平箕(おいだらみ)」。

 

5月上旬、この太平箕の職人である秋田市の田口召平さんを訪ね、箕の材料採取に同行させてもらいました。

 

「かご」の場合、素材となる植物は1、2種類であることが普通ですが、「箕」の場合は、部位によって異なる素材を使い、たくみに組み合わせてつくるのが特徴です。

 

そのため当然に、複数の素材をそれぞれ別の時期に採取する必要があるわけで、箕の需要の低下とともに作り手の高齢化も目立ってきている現在、ぜひその採取現場を記録しておきたいと思っていました。

 

太平箕の場合、本体と縁巻きに使用するのは、しなやかで丈夫なイタヤカエデ、編み目の隙間を埋めるためのフジヅル、強度が必要な部分には山桜の樹皮を重ね、縁の芯材には耐久性のある根曲竹を使います。
また、用途や形、時期よっては、ヤマウルシ、シナ、シロヤナギ、サルナシ、モウソウチクなども採取します。

 

田口さんには、昨年何度かお邪魔させていただいた際に、次の一年間の採取する素材と時期を伺っており、今回は重要な素材の一つ「フジ」採りのシーズンに入るとのことで、同行させていただきました。

 

フジの場合は、樹皮と木質部の間に、水分が多く含まれる4月下旬から5月上旬くらいからが、採取のシーズン。この時期を過ぎると、うまく樹皮が剥がれてくれません。

 

また、同じく箕の重要な素材の一つ、「イタヤカエデ」の採取も、夏時期以外であれば可能ということで、今回あわせて見学することができたのでした。

 

この日はまず、イタヤカエデから。

 

長年山に入っていると、山の形をみるだけでおおよそ生えている樹木がわかってくるのだとか。イタヤカエデ好む場所に見当をつけたら目を凝らし、葉や幹の色合いで判断していきます。

新緑の季節なら、葉を縁取る赤い色合いが目印。そのような説明を受けてから山を見渡すと、遠くからでもどこに生えているのか見分けることができました。

 

この日に選んだのは、直径15センチほどの イタヤカエデ。陽が多く当たる南面に、苔のような地衣類がついているとよい材料である可能性が高いのだそう。

 

よい材の条件は、節が少なくできるだけまっすぐに生えているもの。数本が株となって生えているものを選んで切ってあげれば、木全体のダメージも少なくてすみます。

ちなみに、南面は樹皮の色が濃く北面は色が薄いので、例え道に迷っても木々を観察することができれば、方角を知ることができるとのことでした。

 

しかし、イタヤカエデの採取の難しさは、外目ではわからない内側の状態。ねじれがあれば、箕やカゴの材として使用できないが、それはたとえ名人でも中身を見ないことにはわからない。切ってみて中央に芯があれば、まっすぐ成長している良い材料となります。

いつもお邪魔している工房の中では、なかなか聞くことができない山仕事の話。この日は、聞けば聞くほど出てくる田口さんの山の知識に目からうろこの連続でした。

イタヤカエデの採取は、もともと場所の見当がついていたこともあり、 わずか1時間ほどで作業を終了することができました。

 

次は、フジの樹皮の採取に続きます。

 

吉祥寺・ギャラリーフェブ「頼れるカゴ展」

今年も吉祥寺の「ギャラリーフェブ」さんにて、
恒例のカゴ展が開催されます!

6年目となる今回のテーマは『頼れるカゴ』。

 

 

「そうだ カゴに入れよう!」
片付けも 荷物の移動も 料理だって 何からなにまで
カゴに頼りっぱなしの毎日です。
使ってよし 眺めてよし 働きもののすご腕カゴたちを
人生の相棒にして気持ちのいい毎日を過ごしましょう。
~頼れるカゴ展 DMより~

 

 

当店からも、働きもののカゴを選りすぐってお持ちいたします。
今年も見ごたえある内容となっていますので、ぜひお運びください!

 

 

会期:5月19日(土)‐26日(土) 
   ※23日(水)休み
場所:ギャラリーfeve(吉祥寺)
             http://www.hikita-feve.com/next.html

 

ラトビアの職人に学ぶ ヤナギのトレイづくりWS

ラトビアの首都リガの工房から、地元に伝わる暮らしのかごをたくさん紹介してくださっているテュタンご夫妻。


今月末に来日するお二人を迎え、ヤナギ細工のワークショップを当店にて開催することとなりました!

ご主人のペーターさんは、熟練のかご職人。奥様のロリータさんは、何人もの職人を抱える工房全体の仕事を切り盛りしています。

 

今回、お二人に習いながら作るのは、「ウッドトレイ」です。

底部分は木の板を使い、側面をヤナギの枝を使って編み上げていきます。
キッチンやデスクまわりのスペースに活躍してくれそうなかたちです。
(仕上がりサイズは、おおよそ 横26cm、奥行18cm 前後となる予定です。)

 

ワークショップの進行ですが、ロリータさんが英語で作り方の説明を行ったあと、当方で日本語の補足説明をします。かご作りが初めての方、英語の苦手な方でも安心してご参加いただけます。

 

参加をご希望の方は、下記をご確認の上、メールにてお申込みください。

 

◆ ウッドトレイをつくる ワークショップ ◆

・日時:(1) 5月28日(月)  14:00~17:00  ※受付終了となりました
       (2) 5月29日(火)  9:30~12:30
・参加費: 5500円(税込)
・定員:各回8名(要予約)
 (限られた人数での開催のため、確実にご参加いただけることを
  ご確認のうえ、お申し込みをお願いいたします)
・必要なもの:エプロン、お持ち帰り用の袋

 

○ 受付方法:
Eメール「info★kagoami.com (★を@に変更してください)」宛てに、
お申し込みをお願いします。
タイトルを「ワークショップ参加」とし、お名前・電話番号(携帯電話)・
参加希望日時をあわせてお知らせください。お申し込みより二日以内に
確認のメールを返信いたします。
(当店からの返信メールが受信できるよう、設定をお願いいたします。)

 

※初心者の方を対象としているため、経験者向けの内容ではございません。
※ご友人同士の参加希望の場合も、それぞれご本人からのご予約をお願いします。

素材となるヤナギはすべて、ご夫妻の工房で自家栽培しているもの。
(底の板は、合板に穴をあけたものを使用します)

 

皆さまのご参加をお待ちしております。