地元・国立に店舗を構えて、おかげさまで5年。
12月は5周年の企画イベントとして、ドキュメンタリー映画の監督である纐纈(はなぶさ)あやさんの作品を、観て、聞いて、味わうイベントを開催したいと思います!
カゴアミドリ国立店 5周年企画
纐纈あや監督「祝の島」&「ある精肉店のはなし」上映会
2017年 12月17日(日)
日頃、お店を運営していて感じているのは、昔ながらの方法でものづくりを存続させるのが、本当にとても難しくなっているということ。山の木を使って道具をつくることも、従来の方法でたべものを得ることも、自然と寄り添い暮らしてきた人間らしい営みが、どんどん失われていることを実感しています。
後継者がいない職人さんなどを、できるだけ映像に残したい、技だけでなく、その人物の魅力や生き方も記録したい、と思うとき、現代の暮らしの中で、消えつつある人々の営みを映像に撮り続けている映画監督・纐纈あやさんの視点が、とても参考になっています。そして現在、福島・いわきの小名浜で竹細工職人を続ける西山昭一さんが仕事を続けている姿を、纐纈さんの力を借りて記録しています。
そこで今回、纐纈さんの代表作「祝の島」「ある精肉店のはなし」2本の上映会を開催したいと思います!
それぞれの上映の後には、監督のトークに加え、現在あらたに撮影している映像のダイジェスト版もご覧いただける予定です。
そして、映画にまつわるおいしいもの、祝島「あとみの店」のひじきや、大阪「北出精肉店」さんのお肉や佃煮なども、おいしく味わっていただけるよう準備を進めています!
A)「祝の島」上映会 & トークイベント
12月17日 13:00~15:45
山口県上関町祝島。「海は私たちのいのち」と島の人は言う。1982年、島の対岸4kmに原子力発電所の建設計画が持ち上がった。「海と山さえあれば生きていける。だからわしらの代で海は売れん」という祝島の人々は、以来28年間反対を続けている。いのちをつなぐ暮らし。祝島にはそのヒントがたくさん詰まっている。
(公式HP:https://goo.gl/EE7zJU)
12:30 受付開始(12:50 までに受付をお願いします)
13:00 上映開始
15:00 纐纈あや監督によるトーク&ミニ上映会
15:45 終了予定
○定員:25名
○参加費:1,300円
☆山梨県北杜市「ゼルコバ」の祝島ひじきパンと、祝島「岩田珈琲店」のコーヒー付き!
B)「ある精肉店のはなし」上映会 & トークイベント
12月17日 17:00~20:00
牛のいのちと全身全霊で向き合う、ある精肉店との出会いからこの映画は始まった。家族4人の息の合った手わざで牛が捌かれていく。牛と人の体温が混ざり合う屠場は熱気に満ちていた。いのちを食べて人は生きる。「生」の本質を見続けてきた家族の記録。
(公式HP:https://goo.gl/jcHjh1)
16:30 受付開始(16:50 までに受付をお願いします)
17:00 上映開始
19:00 纐纈あや監督トーク&軽食
20:00 終了予定
○定員:25名
○参加費:2,500円
☆物書き料理家「マツーラユタカさん」による、映画にまつわる食材を使った軽食付き!
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◎お申込み方法
事前のご予約をお願いいたします。
1.お名前 2.お電話番号 3.参加希望回 をお知らせください。
TEL:042-505-6563
Email:info(*)kagoami.com
※(*)を@マークに変更してください
◎A)+B) あわせて参加の方は、参加費は 3,500円(300円引き)になります。
◎お子様のご参加も可能ですが、映画の内容からみて、小学生高学年以上がひとつの目安になると思います。料金が各回200円引きです。(誠に恐れ入りますが、乳幼児のご同伴はご遠慮いただいております)
◎ミニ上映会(ダイジェスト版)では、以下の2作品をご紹介します。
・広島県竹原市忠海 岩乃屋「アマモ石風呂」(5分)
・福島県いわき市小名浜 西山カゴ店「万漁かご」(5分)
→ 来年4月に完成予定(カゴアミドリで上映会を予定)
映画監督 纐纈あやさんの視点と、失われつつある貴重な暮らしの記録を存分にみていただける貴重な機会です。皆さまのお申し込みをお待ちしております!
纐纈(はなぶさ)あや監督 プロフィール:
東京生まれ。自由学園卒業。2001年ポレポレタイムス社に入社。本橋成一監督の『アレクセイと泉』(’02年)『ナミイと唄えば』(’06年)の映画製作に携わる。2010年に上関原子力発電所に反対し続ける島民の暮らしを映し撮った映画『祝の島(ほうりのしま)』を初監督。シチリア環境映像祭で最優秀賞受賞。大阪貝塚市の北出精肉店の家族の暮らしを描いた二作目『ある精肉店のはなし』(2013年)は釜山国際映画祭、山形国際映画祭招待作品。ニッポンコネクション(フランクフルト)ニッポン・ヴィジョンズ観客賞、第5回辻静雄食文化賞。平成26年度文化庁映画賞文化記録映画部門大賞。現在は、日本の移り行く時代の中で消えかかっている人々の営みを映像に撮り続けている。