12月15日(火)より『ポーランドのかごと織物展』がスタートしました!
冬のポーランドのお家の中にいるような、あたたかな雰囲気に包まれています。
今回、ポーランド各地の特色あるカゴとともににぎやかに並んでいるのが、北東部のちいさな農村 ヤノフに伝わる織物です。
昔ながらの織機を使い「二重織り」の技法で模様を浮き上がらせた、かわいい絵織物は【slowart】を主宰する藤田泉さんに手配していただきました。
ヤノフ織りの特徴は、なんと言っても布いっぱいに描かれた、村の暮らしの風景。
木々や花、鳥や動物たちに囲まれ、遊ぶ子どもたち、畑仕事や季節のお祭り。自然の恵みとともに営まれてきたヤノフ村の折々の物語が、作品の一枚一枚から伝わってきます。(その模様には図面がなく、すべて織り手の頭の中だけ組み立てられているというのですから驚きです!)
一時期、村に130人以上いたという織り手さんは、現在は9人。ですが、そのうち3人は最近になって加わった次世代の女性たち。新しい時代へとバトンが受け継がれつつあります。
羊を育て、糸をつむぐところから始まるヤノフの織物の世界、この機会にぜひのぞいてみてください。
ヤノフ村の織物を特集した番組を店内でご覧いただけます。
『布のおはなし 世界は布思議 3』
youtubeではこちら > https://www.youtube.com/watch?v=VZ0IH3gALy4