『ポーランドのかごと織物 展』
2020年 12月15日(火) – 27日(日) 10:30-17-00
2019年の夏に訪れたポーランドは、かごの宝庫でした。
かごづくりの盛んな国は多くありますが、ポーランドの特徴は多様な素材とユニークな形。ヘーゼル(ハシバミ)、スプルース(トウヒ)、ウィロー(ヤナギ)など、森の恵みをたくみに利用したかごの歴史と文化が、今も各地に息づいています。
今回の展示では、ポーランドでも貴重となりつつある、各地の職人による伝統的なかごに加え、東部小さな村、ヤノフ村に伝わるうつくしい織物たちもあわせてご紹介いたします。
多彩なかごを届けてくれるのは、ポーランドの非営利団体「セルフェンタ」。
同国に受け継がれてきたかご作りを次世代に伝えることを目的に、調査や記録、そして作り手の支援などの活動を精力的に行っています。
ヤノフ村のあたたかな毛織物を日本に紹介しているのは、「slowart」の藤田泉さんです。古典的な二重織の技法で、自然にかこまれた村の風景や暮らしの姿を丹念に描きあげた手織り布を、美しいタペストリーや敷物、クッションカバーなどに仕立てて届けてくださいます。
こまやかに編み、織りこまれた伝統の形から、身近な自然のなかで紡がれてきたポーランドの暮らしが、あざやかに浮かびあがります。
(写真はすべて、スタイリング: 駒井京子, 撮影: 疋田千里)
ぜひこの機会にお運びください。
『ポーランドのかごと織物 展』
日時:2020年 12月15日(火) – 27日(日)
10:30-17-00
場所:カゴアミドリ(東京都国立市)
動画「ポーランドのかごについて」(セルフェンタによる解説・4分37秒 英語)