1) スペイン・アンダルシア地方 ドンキーの壁飾り
2) 大分 湯布院「竹聲館」の手提げかご
(1) スペイン・アンダルシア地方
ロバの壁飾りが届きました
スペイン南部、ウベダの街の工房で作られているのは、キリリとハンサムで、でもどこかかわいらしい「ロバ」の壁飾り。
地中海沿岸の乾いた土地に自生する、堅くて背の高い草、エスパルトを巧みに編みこんだ、伝統的な「エスパルト細工」です。
現地では、さまざまな動物をかたどった表情ゆたかなオブジェを見ることができますが、なかでも「ロバ」は、ドン・キホーテの物語にも登場する、スペインを象徴する動物として愛されています。
エスパルトを素材とするもの作りは、地中海沿岸で7000年もの昔から行われていたそう。ロープの素材としても堅牢で、地中海貿易で繁栄したフェニキアの船乗りたちも利用していたのだとか。
ロバの飾りは、束ねたエスパルトを麻ひもも使いながら器用に成形し(芯材に針金を使用しています)、愛らしい表情を上手に表現しています。
裏面にループがついているので、壁にかけて飾ることができます。
◆ロバの壁飾り
http://kagoami.com/SHOP/EPU107.html
日本人にとって身近な稲わらのように、スペインではエスパルトが、履物(エスパドリーユ)や敷物、家畜の餌や燃料としても余すことなく利用され、人々の生活を支えてきました。
ウベダは、西ヨーロッパ最古ともいわれる長い歴史をもつ街。世界遺産に登録された建造物も多く残る美しい街角に、親子4世代にわたって続くエスパルト工房が今もたたずんでいます。その4代目職人のペドロさんに制作いただいた作品です。
◎スペインのかご
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(2) 大分・湯布院「竹聲館」
手提げかご、盛りかご
大分・湯布院の「竹聲館(ちくせいかん)」は、竹工芸家の高見八州洋さん、綾子さんご夫妻が営む工房です。
八州洋(やすひろ)さんは、1957年、竹細工の盛んな日田市の生まれ。
21歳で竹工芸家の野々下一幸氏に弟子入り、その後、宮崎珠太郎氏のもとで技をみがき、独立。以来、40年以上にわたって竹の道を歩んでこられました。
現在は、生活道具としての竹細工をはじめ、インテリアなど幅広い造形を手掛けているお二人。
今回は、定番の手提げかごとともに、「ござ目 手提げかご」をはじめて製作していただきました。
テーブルを彩る「盛りかご」とともに、明るくすべらかな白竹の魅力を、存分に味わっていただけることと思います。
◆ござ目 手提げかご …NEW!
ふっくらやさしいシルエット。カジュアルな雰囲気のロータイプは、どんな装いにも馴染む、使いやすい形です。
https://kagoami.com/SHOP/JOU110.html
◆縄目差し 買い物かご
ひし形模様の「差し六つ目編み」と、細いラインの「縄目編み」の組みあわせ。一目で竹聲館さんのものとわかる特徴的なデザインです。
http://kagoami.com/SHOP/JOU109.html
◆亀甲編み バスケット
広口のワンハンドル。お車での移動や買い出しに便利な、出し入れしやすいシルエットです。
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◆盛かご
食卓を彩る盛かごには、お料理を盛り付けたり、お鍋の具材を並べたり。油分が多い食品は経木と組み合わせると、お手入れも楽で扱いやすいです。
楕円:https://kagoami.com/SHOP/JOU111.html
正方:https://kagoami.com/SHOP/JOU107.html
地元九州の白竹を使ったかごにこだわり、一目一目の美しさにもこだわって制作を続けられている竹聲館のお二人です。
◎九州のかご
https://kagoami.com/SHOP/107293/list.html
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前回のメルマガでお知らせしましたイギリスへの旅ですが、急な事情で今回は見送りとなってしまいました。今日ご報告できないことが残念ですが、またいずれ、改めて日程を組めたらと考えております!
さて、今年も長くて暑い夏でしたね。
毎年、気候変動の影響を実感しつつも、“こんな地球規模の問題に、自分ができることなんてあるのかな?”とモヤモヤを感じながら過ごしている方も多いのではないかと思います。私もその一人です。
当店では2020年から、気候変動に関する勉強会を開催してきましたが、この5年間の間にも状況は刻々と変化したように思えます。新たな拠点となった松本でも何かできないものか、と考えていたところ店を訪れてくれたのが、武井七海さんでした。
「POW JAPAN」(スノー・コミュニティ発の環境団体)のディレクターや、「気候ネットワーク」理事などとして活躍されている武井さんは、その肩書から想像するよりもはるかに親しみやすい、チャーミングなスキー女子。(https://www.instagram.com/nanami_7_1)
大学院時代には、西アフリカの農村に滞在し、ほとんど自給自足の暮らしを送っている村の人々が、干ばつなどの気候変動の脅威に直面してるのを目の当たりに。それもきっかけとなって、卒業後は一貫して気候変動に関わるお仕事に従事されています。
現在暮らしている香川・宇多津町でも、お話し会を主催するなど活躍中。毎日の暮らしの視点から、気候変動に向き合うきっかけの場を提供しています。
そんな武井さんをお招きして、10月13日(月・祝)は『気候変動のもやもやカフェ in 松本』を開催したいと思います。
今何が起きてるの? どうするのがいいの?といった尽きない「もやもや」を共有してみませんか、という試みです。
ぜひお気軽にご参加ください!
『気候変動のもやもやカフェ in 松本』
日時:10月13日(月祝) 18:00-19:30
参加費:1,000円 (お茶とお菓子付)
人数:15名 要予約
場所:カゴアミドリ松本店
https://kagoami.com/store/blog/1013/
香川で開催された「もやもやカフェ」の様子
2025.9.26