1) ノルウェー Hege&Samsonさんの木のかご
2) 大分 竹下友里恵さん リボンバスケット
(1) ノルウェーの伝統を受け継ぐ
「木のかご」入荷しました
白樺や松、杜松(ネズ)、榛(ハンノキ)など、北の大地に育つ『木』を材料としてきたノルウェーのかご文化。
木の伐採から加工まで、手間のかかる『木かご』は近年、作り手がおおきく減少し、昔ながらの伝統的なかごを手がける職人は、国内でわずか9名となってしまったのだそう。
そこで数年前より、国内各地のかごづくりの技術を学び、次世代につなぐプロジェクトが国のサポートを受けて始動しました。
その中心となって活動しているのが、40代の女性のHege(ヘーゲ)さんと70代の男性Samson(サムソン)さんです。
昨年の秋に初来日した際は、松本に2日間滞在し、当店で実演と講演会を開催してくださいました。
その後の数日間で、関西~東京~東北へと大移動、日本のかご産地を訪問し、作り手たちとの交流も深めたおふたり。
ノルウェー各地を旅しながら、失われそうなものづくりを掘り起こし、技術を学んできたお二人の行動力と熱意(と体力!)が伝わってくる日本滞在でした。
◆handkipe|榛+杜松+柳 手つきかご
https://kagoami.com/SHOP/ENH112W.html
3種の木を組み合わせた手提げかご。
縦にハンノキ、横にジュニパーを使用。オイルフィニッシュで仕上げています。Samsonさん作
◆ryggkipe|杜松+松 ひも付きのかご
https://kagoami.com/SHOP/ENH110-b.html
ノルウェー西部の山岳地域で、干し草を運ぶのに使われていた背負いかごのミニタイプ。
縄はリンデン(シナノキ)の樹皮を手で撚ったもの。Samsonさん作
◆knutekorg|柳+杜松+榛 曲げ木のかご
https://kagoami.com/SHOP/ENH113.html
4本の曲げ木を組み合わせた独特の構造。冠婚葬祭などの場面で、お料理を持ち運ぶのに使われたという華やかなかごです。Samsonさん作
◆fiskeveske|白樺+杜松 ショルダー
https://kagoami.com/SHOP/ENH101.html
体によくフィットする、魚釣り用のバスケット。本体は白樺樹皮、ふた部分と肩紐にはレザーを使用しています。Hegeさん作
◎ノルウェーのかご
https://kagoami.com/SHOP/204663/list.html
(2) 大分 竹下友里恵さんの
「リボンバスケット」
やわらかな曲線を描く、リボンのようなシルエット。
大分・別府の竹工房『ゆるりら』の竹下友里恵さんより、白竹をていねいに編みあげた「リボンバスケット」が届きました。
竹のもつ多彩な表情の中から、やわらかな雰囲気、かわいらしさを引き出していきたいと語る、竹下さんらしさがよく表れた作品です。
こまやかに籐を巻き上げた縁の仕上げや、持ち手の繊細なラインが美しい、オリジナルのデザイン。
コスメの収納、花かごとしてのご利用にもおすすめしたい一点です。
◆リボンバスケット
https://kagoami.com/SHOP/JOR301.html
◎九州のかご
https://kagoami.com/SHOP/107293/list.html
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いよいよ明日5/24からの二日間は、【クラフトフェアまつもと】が開催されます。
クラフトフェアの先駆けといわれるこのイベントの初開催は1985年。松本を拠点に活動する若き木工家を中心とする45組の作り手たちが、自分たちのものづくりを知ってもらうために、海外のクラフトイベントを参考にはじめたそう。
実演も交えながら販売するという、当時としては画期的な取り組みがひろがり、今日までつながってきました。
41回目となる今年の参加者は262組。当店にとっては、日頃お付き合いのある作り手さんが出店されることも多く、こんなに身近な場所で再会できるうれしい機会でもあります。
今年は、3名の作り手の初参加が決定。
昨秋に、当店で企画展を開催してくださった、滋賀・小原かごの荒井恵梨子さん(荒井木籠製作所)。
地元長野&竹細工界のホープ 「TIKUYU」井上湧さん。
大分・湯布院の高見八州洋さんの下で学び、独立したばかりの吉田草史さん。
これからの活躍がますます楽しみなお三方です。
明日は、松本店のInstagramからも、会場の様子をお伝えできればと思っています。
https://www.instagram.com/kagoamidori_matsumoto/
クラフトフェアまつもと
https://craftsfair.matsumoto-crafts.com/
5/24(土), 25(日)
2025.5.23