「沖縄のかご展」がはじまります

今年で5年目となる「沖縄のかご」展を今年も開催いたします。

豊かな自然と、島ごとにはぐくまれた文化のなかに、亜熱帯ならではの植物つかったかごづくりが受けつがれている沖縄。島々の伝統的な暮らしのかごを通して、沖縄のおおらかな風を感じていただけたらと思います。


沖縄本島・北谷竹細工からは、ホウライチクを使った竹かごが勢ぞろいしました。

運搬など生活全般に欠かせなかった大きなかご「バーキ」、芭蕉糸をためておくためのかご「布バーラ」、魚や海藻などの収穫に腰から下げる「海ディール」など、沖縄の風土と文化に育まれた竹細工の数々をご覧いただけます。


製作者は、三代目の職人・津嘉山寛喜さん。代々受け継いできた高度な技術をもち、県認定の工芸士としても広く活躍しています。そのお人柄はとても気さくでフレンドリー。後継者育成のための活動も熱心で、工房はいつもにぎやか。その技を惜しみなく提供しています。

本島・北部の今帰仁村は、希少となりつつある「わらびかご(シダのかご)」の産地として知られています。

 

八重山からは、アダン、ゲットウ、クバ、クージなど、多様な植物をうまく利用した先人たちの知恵が伝わってきます。

月桃の小縄で編んだお弁当かご「アンツク」はしなやかで丈夫なショルダーバッグ。種を保存するための蓋付かご「ガイジンナー」はガヤとトウヅルモドキを組み合わせることで、固く丈夫な仕上がりを実現しています。クバの葉の特徴をうまく活かした「レターケース」は、よなは民具のアイデア製品です。

今年は、沖縄・読谷村にある手仕事を集めたお店「りゅう」さんのご協力により、月桃のかごや円座(亀谷タカ子さん)、琉球ガラス(再生ガラス工房てとてと)、石獅子(スタジオ de-jin)、指ハブキット(KUSANEKO)さんも会期限定で取り扱いさせていただいております。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

 

 

商品協力
北谷竹細工(沖縄市)、クージの会(竹富島)、よなは民具(与那国島)、やまいとぅ工房(与那国島)、りゅう (読谷村)、ふくら舎(那覇市)

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