約50もの民族がそれぞれの伝統を守りながら暮らしているラオス。
小さな村の女性たちとともに、ラオスの手仕事を紹介している Hyma の企画展がはじまりました。
会期:7月13日(火) – 25日(日) *19(月)休み
時間:10:30 – 17:00
中嶋友希さん在店日:13(火)14(水)
バンブーやラタン、葛など身近な植物を素材としたかご、少数民族の手掛ける藍染の織物、種から育てやさしく織りあげたコットンタオルなど、手間ひまを惜しまず作られた暮らしのかごと布がならびました。
シナや葛の繊維をつかったバッグとポーチ
新型コロナウイルス感染拡大の前、最後に国外を旅した国がラオス共和国でした。
Hyma 中嶋友希さんの案内で、首都ビエンチャンの近郊の竹かご村や、中国やタイの国境に近い北部の山岳地帯で、未舗装のガタガタ道をドライブし、小さな村々を訪ねたのは素晴らしい経験でした。
遠くの誰かのためにつくるかごではなく、自分たちの暮らしに不可欠なかご作りの現場が、まだいくつもの場所に残っていました。村の脇を流れる小川を渡った時、おかあさんたちが大きな竹かごを操り、川の水でモチ米を研いでいた姿のかっこよかったこと。
ラオスは、アジアの最貧国の一つといわれていますが、わたしたちが訪れた村はどこもにぎやかで、子どもからお年寄りまで笑顔で迎えてくれました。自給自足に近い暮らしをしている村の家でふるまわれた食事は、忘れられないおいしさでした。衣食住の基本的な暮らしを自分たちの手で成立させている姿をみて、豊かさという言葉の意味が完全に覆されたような時間を過ごしました。
今年も、豊かな自然に囲まれ、日々たくましく暮らしているラオスの人々の魅力をすこしでもお伝えできればうれしいです。
店内では充分な換気を行い、店内が混雑した場合には一時的に入店をお待ちいただく等、新型コロナウイルス感染防止対策を行い営業しています。ご来店時はマスクの着用、入退展示のアルコール消毒をお願いいたします。