【国立店】Bror ネーベルスロイド展 はじまりました

今年で5回目となる ブロールさんの企画展がはじまりました!

Bror Forslund(ブロール フォシュルンド)さんは、スウェーデン・ヨーテボリ郊外在住。
白樺樹皮工芸(ネーベルスロイド)に 40年以上携わており、国内はもちろん、ノルウェー、フィンランドでも作品の展示やワークショップを開催していらっしゃいます。

来日経験も豊富で、当店では 2017年と2019年の二度にわたってワークショップを開催していただきました。

白樺は、荒れ地に真っ先に芽を出し、森を育てることからマザーツリーとも呼ばれ、北の国々で大切にされている木。
きびしい寒さや乾燥から木の本体を守るためのコートのような役割を果たす樹皮は、厚みがあって水に強く、加工にも適しています。
ほそ長いテープ状にカットしてかごを編む技術は、数百年前にフィンランドからスウェーデンへと伝わってきたそうです。

スウェーデンの人口は約1000万人ほど。国土は日本の約1.2倍で、そのうち3分の2はほとんど手つかずの原野が広がる自然豊かな国。
自然素材を好み、シンプルなデザインや、素朴さに美を見出す感覚は日本人との共通点も多いといわれているそうで、スウェーデンの手仕事や工芸品に親しみを感じてしまうのは、そのためなのかもしれません。

ブロールさんの作品は、伝統的なデザインや技法を守りつつ、ちょっぴり遊び心のあるデザインや、得意の木工の技術と組み合わせるなど、随所にのぞくこだわりが伝わってきます。

日常使いの道具であるネーベルスロイドのそこかしこに、ブロールさんの技が光っています。

 

【Bror ネーベルスロイド 展】
11月1日(火)~11月13日(日)
※7日(月)休み ワークショップ開催日
カゴアミドリ国立店

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