~宮城・牡鹿半島のおかあさんたちが編むフィッシャーマンズニット~
10/22(木)~11/1(日) funagoya (ふなごや) 販売会のお知らせ
東日本大震災を引き起こした震源地・三陸沖から一番近かった
宮城県、牡鹿半島。
津波により大きな被害を受けた漁村のおかあさんたちが編む
フィッシャーマンズセーターと、あたたかなニット製品の
受注販売会を、10/22(木)~11/1(日)の期間にて開催します。
(※ 26(月)~28(水)は休店)
彼女たちが「funagoya」をスタートするきっかけとなったのは、
山形県小国町で活動する かご作家「kegoya」の熊谷茜さんとの出会いから。
震災後間もなく、支援物資をワゴン車に積んで被災地をまわっていた
熊谷さんは、牡鹿の浜で暮らしてきたおかあさんたちと偶然出会いました。
「寄付をうける一方でなく、自分たちでできる活動をはじめたい」
という願いを受けて、熊谷さんはガラ紡の糸でつくる「お魚エコたわし」
製作のサポートを開始しました。
その後は、10名ほどの浜のおかあさんたちが製作に携わり、これまでに
8,000個以上のエコタワシが製作されたそう。その支援を希望する声は
日本国内にとどまらず、海外までも広がっていきました。
もともと器用で、編み物が得意なおかあさんたち。
そして、エコたわしの誕生から4年が経過した今、
「被災地支援グッズにとどまらず、長く取り組んでいけるひとつの仕事として
編み物を続けたい」 という想いから、新たに生まれたアイデアが
フィッシャーマンズニットの製作です。
その原型は、1900年代初めにアイルランドの漁師が寒さから身を守るために
着ていた手編みのセーター。デザインと材料の供給をkegoyaが担当し、
未脱脂、無染色のバージンウールを使ったセーター、手袋、帽子など、
体をやさしく包み込んでくれるfunagoyaのニット製品がこうして誕生しました。
身につけた時に、漁業の町を想っていただけるよう、
海のそばで暮らし続けることができるよう、
そして、手を動かしながら心が凪ぎ、たくさんの笑顔が戻る未来を願って。
いとう