こんにちは。朝子です。 新緑がまぶしい季節になってきました。
ゴールデンウィークももうすぐですね。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先日は、久しぶりに国分寺にあるカフェスローというお店に行ってきました。
田中優さんの講演があったのです。
田中さんは、環境、経済、平和などさまざまな観点から
非営利の活動を続けている活動家です。
多彩な肩書をもちながら、反原発運動にも長くかかわっておられます。
福島の原子力発電所で事故がおきてから、原子力のこと、放射能のこと、
代替エネルギーのことをあらためて知りたいと考えている方が
本当に多いようで(私もその一人)、
以来、田中さんは私たち市民の疑問や不安にこたえるべく、
休む間もなく全国を飛びまわっておられます。
講演では、興味深い提言の数々、未来への希望が感じられるお話がたくさん聞けました。
その中で、いくつか個人的につよく印象に残った点はといいますと…
ひとつは、地球も生き物だ!ということ。
改まって書くことでもないでしょうか?でも、つぎからつぎへと起こる地震の映像を見たとき、
地球がうごめいている姿とその上に暮らす人間の小ささを、感覚として感じたのです。
地球は活発に動く生命体で、人間はその上で、地球が提供してくれる資源を
少しづつ利用して生きているんだ、ということ。
もうひとつ、農地の放射線汚染に関するお話の中で、ハッと目覚めるように気がついたこと。
それは、農業が成り立たなければ、誰の生活も成り立たない、ということでした。
地球の恵みを直接受け取って、たくさんの人の食の根幹を支えるのが
農業や漁業、酪農などの第一次産業。
それを支えなければ、誰も生きていけないんだ、という当たり前のことを、
このときはじめて身に迫るように感じたのでした。
今回の事故が多くの畑や漁場にもたらした深刻な被害にはほんとうに胸が痛みます。
うごめく地盤の上にある日本。その上にたくさんの原発を並べて、同じことが起こら
ないといえるでしょうか?
きっと原発以外の方法があるはず、この日、田中さんのお話を聞いて、その思いが
より強くなりました。