「松本みすず細工の会」さんより、かつて暮らしの中で活躍していた
時代の貴重なかご・ざるをお預かりしました!
みすず細工、最後の職人として知られる 中澤今朝源(なかざわけさもと)
さんの奥様のご厚意により、今週末からはじまる吉祥寺・ギャラリーフェブの
「かご展」でご覧いただけます。(http://goo.gl/fEQhTO)
「みすず細工」とは、細くてしなやかな「みすず竹」を割いて編んだざるや
びく、行李などの暮らしのかご。おもに農閑期の手仕事として、江戸時代から
続いてきた松本の伝統産業でしたが、2009年に最後の職人であった中澤さんが
亡くなられたことにより、その伝統は途絶えてしまいました。
「松本みすず細工の会」は、その復活と職人を目指すメンバー5人で
活動しています。
そのはじまりは、竹の採取場所の調査から、竹を割る道具の入手まで、
まったくの手探り状態からのスタートでした。
ビールかご
一度途絶えてしまった手仕事の伝統を復活させることのやりがいと困難。
それらに正面から取り組む活動は、同じく後継者不足を抱えている他の
かご産地にとって、一つのモデルケースになるのではないかと思っています。
足付きの四つ目ざる
会期中は、現在活動中のみなさんの作品も一緒に並びます。
長野県外では貴重な、新旧のみすず細工を同時にご覧いただける機会です。
GWは、吉祥寺・ギャラリーフェブの「かご展」にぜひお運びください!
会期:4月30日(土)~5月7日(土) ※4日休み
時間:12時~19時(最終日は17時半まで)
アクセス::http://www.hikita-feve.com/access.html
いとう