富山・氷見の国重要無形文化財 「藤箕」のこれから

「箕」とは、穀物をあおりふるって、中に混じった殻やごみをふるいわけるもの。

かつては様々な素材を使った独自の箕づくりが日本各地で行われていましたが、
農具としての需要の低下とともに急速に姿を消していきました。

この数日間、国の重要無形民俗文化財の指定を受けている富山県・氷見市に伝わる
「藤箕(ふじみ)」の製作現場を訪ねてきました。

600年以上の歴史をもつ一大産地であったこの地でも、今後の技術の継承には
多くの課題がありました。

ご縁あってこのたび「藤箕の製作技術のこれから」について、私も一緒に
考えさせてもらう機会をいただきました。
氷見を中心に活動しているメンバーとともに、現状を取り巻く環境や、技術伝承の
むずかしさに悩みながらも、これからの取り組みや活動について発信していきます。

少しでも「箕」に関心のある方は、
【藤箕のなやみ -富山氷見 論田熊無の藤箕製作技術】
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https://goo.gl/bRYBAP

そして、今後のちいさな試みのひとつが、同じ問題を抱えている他の地域にとって、
モデルケースにつながるようなことがあればとてもうれしく思います。

カゴアミドリ 伊藤征一郎

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