児玉さんのかご

大分県の古く美しい城下町、杵築(きつき)市に工房をかまえる
児玉美重さん。

児玉さんが作るのは、別府竹細工の伝統をうけつぐ、白竹のかごです。

日々の道具である、手提げかごや、小物入れが、
この方の手にかかると、ハッとするような美しさをまといます。

それは、ひとことで言い表すならば、透明感 のような気がします。

今週から始まるイベントに向けて、 児玉さんのかごが続々と届いています。

代表作の一つ「空かご」。

 
太陽との相性がばつぐんです。
  
 「鉄鉢」
托鉢のお坊さんが持っている鉄の鉢に
似せた 竹の盛りかごで、
別府竹細工を代表する形の一つ。
 八つ目編みのかご

30代に入ってから竹細工の道を歩み始めたという児玉さん。
竹細工を学ぶため、生まれ育った埼玉を離れ、
大分へと移り住んだそうです。

書籍「手づくりする竹のかごと器」(誠文堂新光社)には、
児玉さんのことが詳しく紹介されています。
もし機会がありましたら、ぜひ読んでみてくださいね。

『児玉美重のかご展』、7月17日スタートです!

朝子

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