フィンランドにやってきました。
8月とはいえ、気温は20度前後。朝夕はちょっぴり肌寒いくらいです。
北の大都市ヘルシンキは、建物も乗り物も、屋外にあるものはみな、
重厚堅牢なつくり。
冬のきびしい寒さにも負けない、力づよさを感じる街並みです。
けれど一歩室内に入れば、そこにはあかるく洗練された空間が広がっています。
デザインの分野で世界をリードするフィンランドの、色彩や表現へのこだわりは
短時間の街歩きのあいだにも充分に感じることができました。
フィンランドでも、これまで何度か連絡をとりあっていた作り手さんたちを
訪ねることができました。
はじめに訪問したのは、とても研究熱心な白樺細工の作り手さん。
古くからこの土地で使われてきたバスケットはもちろんのこと、
釣り用の浮きや重りといったものまで自在に素材を使って、なんでも
作り出してしまいます。
白樺と過ごす時間を何よりも大切にしていることが伝わってきました。
道中、たまたま立ちよったすてきなレンガ造りの建物の中では、
「ウッドジョイント」展をやっているから見て行ったら?と地元の方に
声を掛けられました。
入ってみると、なんと日本古来の組み木技術を紹介する内容。
棟梁の写真とともに、たくさんの組み木のサンプルが、丁寧に紹介されていて
驚きました。
小さな町の町はずれで、とても興味ぶかい展示に偶然であうことができて、
フィンランドの奥深さを感じました。
北ヨーロッパをめぐる今回の旅でも、たくさんの出会いと発見がありました!
この刺激をまた、いろんな形でお店に反映していければと思っています。
これからも、引き続きよろしくお願いいたします。
朝子