カゴアミドリ

               

120年に一度の「スズタケ」の一斉開花

120年に一度 花を咲かせるといわれる「スズタケ」の一斉開花が、ちょうど今、長野県中南部でおこっています。

花を咲かせ、結実し、種を落とした後は、地下茎ごと枯れてしまうスズタケ。数年後には新芽が出るとはいえ、元の群生に戻るには20年ほどかかると言われています。

貴重な紫色の花が見られる機会ではありますが、かご作りにスズタケを利用している作り手にとっては深刻な問題です。

そんな中、森林総合研究所 関西支所(京都)の研究員であり、タケ・ササ類の専門家である小林慧人さんとは、昨年から数多くのやり取りをさせていただいています。

小林さんらは、長野県各地の古文書などの記録から今年の一斉開花をはやくから予測し、一昨年から県内のスズタケの観測をつづけています。
昨年、当店で開催した「タケ・ササの生態に関する勉強会」の講師を務めていただいたご縁から、県内各地での現地調査に3回ほど同行させてもらう機会にも恵まれました。

                第二回目の勉強会の様子

先月は伊那方面、今月は木曽方面と、あわせて数十か所を訪れましたが、予想されていた通り、ほとんどの場所で全面開花がみられる結果に。すでに立ち枯れている状態の場所もありました。

その後、小林さんの案内により、昨年の調査で部分開花していなかった場所を中心に辿ってみると、開花せずに残っている箇所もわずかに発見することができました。
このまま開花をしないまま残ることができるのか、これからどのような経過をたどるのか注目しています。

当店としては、今後も定期的な勉強会の開催や、スズタケの残存箇所などの情報を作り手の方々につないでいく役割を担えたらと考えています。

120年前の開花時には、実を集めて食糧にしたという記録も残るスズタケの花

〇スズタケ開花・結実 調査研究  情報集約サイト:
https://share.google/7CbVkygqpffmncdjh
(最新の開花情報はこちら)

〇関連記事(信濃毎日新聞 5/1付 会員記事):
https://www.shinmai.co.jp/news/article/gf01d7pgt4b0a7t8vjjv9ee0

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