【木を編むわざ 小原かご】
-太々野㓛・荒井恵梨子 二人展-
2024/10/10-21 11:00-17:00
当店ではじめての「小原かご」の企画展が、本日よりスタートしました!
店内には、古くから伝わる「つぎかご(ハギレ入れ)」「つぼかご(茶摘みかご)」をはじめ、さまざまな用途とかたちの小原かごが並びました。
小原(おはら)かごとは、滋賀県北部、福井県境に近い豪雪地帯の奥丹生谷(おくにゅうだに)地域でつくられてきた、イタヤカエデやモミジを素材とする「木のかご」です。
用途によって、ヤマウルシやコナラを組み合わせるなど、森の恵みをうまく利用し暮らしてきた先人たちの知恵と技術が、かごづくりにも活かされています。
とくにかごづくりが盛んだったのが「小原村」だったことが、その名の由来。
丈夫な小原かごの製作技術は、地域全体の経済的な財産とみなされ、一子相伝により継承されてきたといいます。
今回の企画展は、小原村出身の最後のつくり手である太々野㓛さん(88)に師事している、荒井恵梨子さん(36)のご協力により実現しました。
柴刈りや炭焼き、山を手入れしながら、あらゆる山の恵みを蓄えてきた雪深い山間部のくらし。
小原かごの継承は、かごづくりの技術を学ぶだけでなく、わたしたちが自然と共存していた時代の記憶と知恵を受け継いでくれるものだと思います。
明日から2日間は、荒井恵梨子さんが在店してくださいます。
(/11 14時~17時 /12 11時~16時を予定)
ぜひお立ち寄りください。
【木を編むわざ 小原かご 】
-太々野㓛・荒井恵梨子 二人展
10月10日(木)~21日(月) 火水定休
11:00 – 17:00
カゴアミドリ松本店