9月18日(月)をもちまして、企画展『風吹く島のむぬ ‐与那国島の手しごと- 』が終了いたしました。
会期中にお運びくださった皆さま、ありがとうございました。
昨年に続いて、二回目となる今回の沖縄をテーマにしたイベントでは、日本の最西端である与那国島に焦点を当てたさまざまな手仕事を取り揃えました。
伝統的な民具、かご、器など、手のあとが感じられる道具の一つ一つから、島で暮らす人々の暮らしと風土が伝わってきます。
亜熱帯ならではの多様な植物の特性をうまく利用した沖縄各島のかごもならびました。
本来の植物の形を生かして作られたかごもあれば、ふんだんに時間と手間をかけて作られたかごもあり、その意匠はさまざまです。
ウブル(水汲み)に実際に水を入れて使っている動画や、沖縄の古い時代を撮影した写真集を熱心にご覧になるお客様が多かったのも、印象的でした。
自然の恩恵を巧みに利用し、人々の知恵とわざが形となった沖縄の島々の手しごと。
これからも、ひとつひとつ大切にご紹介していきたいと思います。
スタッフ 荒井