カゴアミドリ

               

1/19(日) 大西暢夫さんトークイベント「石木川と暮らす13の家族」&映画「水になった村」上映会

長崎県・川棚町 川原(こうばる)地区。
川棚川の小さな支流、自然豊かな石木川に多目的ダムを建設する計画がはじまったのは、今から50年以上前のことでした。

(写真はすべて大西暢夫さんが撮影)

水没予定地には今も13世帯の家族が住み続け、建設反対の姿勢を貫いてきましたが、今年の11月19日、県による家屋などの行政代執行(強制収用)が可能となってしまいました。先祖から代々受け継いだ土地も、今住んでいる家も、すべて国のものになってしまったということになります。しかし、そのダムの有用性は疑問視されています。


20年以上前から川原を訪れ、人々と交流を続けてきた写真家・大西暢夫さんが撮影したうつくしい自然と人々の生活の写真をご覧いただきながら、ダム問題に揺れるこの地の状況についてお話を伺いたいと思います。


また、大西さんが15年をかけて製作した映画、日本最大級の岐阜県・徳山ダムの水没予定地に暮らす人々を追った「水になった村」の上映会も、同時開催します。


生まれ育った土地が奪われてしまうというのは、どのようなことなのか。
同じ場所に暮らし続けたいと願う13家族のこれからに、関心を持ち続けていきたいと思い、企画しました。

1)映画「水になった村」上映会& 大西暢夫監督ミニトーク
時間:1/19日(日)13:00-15:00(映画90分+トーク30分)
参加費:2,000円
定員:20名(要予約) 

2)「石木川と暮らす13の家族」大西暢夫さんスライドトーク
時間:1/19日(日)16:00-17:00
参加費:1,500円(佐世保「麹香」さんが こうばる支援米で仕込んだ「甘酒」付)
定員:20名(要予約)

※1)2)いずれも小中高校生は半額となります。
※参加費の一部は「石木川まもり隊」への寄付金とします。


<お申込み方法>

◎メールにてお申し込みをおねがいいたします(お電話では承っておりません)。「info@kagoami.com」宛に、メールタイトルを「水になった村」or「石木川トーク」とし、以下についてお知らせください。48時間以内に予約確認のメールをお送りいたします。恐れ入りますが、当店からの返信が無い場合はお問い合わせください。

1)参加者のフルネーム
2)人数(学生の有無)
3)携帯電話番号(緊急時の連絡先として)
4)このイベントはどちらでお知りになりましたか?(任意)

~ 当日の会場について。 お申し込みの前に必ずご一読ください ~

・席数が限られておりますので、キャンセルをご希望の際はお早めにご連絡をいただきますようお願いいたします。1月15日以降のキャンセルはご遠慮ください。
・参加費、イベント用グッズのお支払いは現金にてお願いいたします。
・イベント会場は、営業中の店内の一部を仕切って行うため、ご来店中のお客様の声や物音が響いてしまうなど、防音設備が整っている場所ではございません。また、かばんやコートなどのお荷物は、膝の上に置いていただくなど ご不便をおかけしますこと、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
・会場20分前より受付を開始します。駅から当店まで徒歩で20分程度かかりますので、お時間にゆとりをもってご来店をお願いいたします。


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日本最大級の徳山ダムの建設が決まり、だれもいなくなったはずの岐阜県旧徳山村(現:揖斐川町)に、最後までここにいたい、と暮らしつづけた数組の家族。土地と深くむすびつき、幸せに生きる彼らの日々に惹かれた写真家・映画監督の大西暢夫さんが、長年にわたって現地に通い、寄り添い続けた記録です。

ダムの建設に関する問題は、その立場によっていろいろな考えがあるけれど、この映画から伝わってくるのは、小さな山里の村を深く愛し、自然の恵みに感謝しながら暮らし続けた人たちの、とにかく明るく満ち足りた姿でした。

「ここには神様がおるよ」と語るおばあちゃんのいきいきとした笑顔が伝えてくれるもの。ずっと住み続けるはずの故郷を奪われることについて、大西さんの映像とトークを通して感じていただければ幸いです。


<大西暢夫さん プロフィール>
写真家、映画監督、作家、記者。1968年生まれ、岐阜県揖斐郡池田町育ち。

18歳で上京し、東京綜合写真専門学校卒業後、写真家/映画監督の本橋成一氏に師事。
「ナージャの村」のスチールカメラマン等を経て、1998年に独立。
2010年、東京から岐阜県揖斐郡池田町に拠点を移す。

著書:
『僕の村の宝物』『水になった村』(情報センター出版局)
写真集に『アウトサイダーアートの作家たち』(角川学芸出版)
写真絵本『おばあちゃんは木になった』(ポプラ社)
『津波の夜に 3.11の記憶』(小学館)、他多数。

映画監督作品:
2007年『水になった村』(第16回地球環境映像祭最優秀賞)
2016年『家族の軌跡 -3.11の記憶から-』
2018年『オキナワへいこう』

みなさまのご参加をお待ちしております。

大西さんからお話があった、石木ダムの水没予定地で生まれ育った高校生・はるなさんを取材したテレビ番組はこちらよりご覧いただけます。

2020/01/20 追記
トークイベントで大西さんが話していたテレビ番組はこちらです。現在はネットでご覧いただけます。
2019年12月8日放送 テレメンタリー2019(テレビ朝日) 
「はるなの故郷(ふるさと)~ダムの里に生まれて~」 
https://www.dailymotion.com/video/x7oxjw8

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