1) ポルトガルのかご 港町で活躍した「魚かご」
2) 大分 竹下友里恵さんの「リボンバスケット」
カステラノート
ポルトガルの港に伝わるかご
イベリア半島の西に位置し、南北に長いポルトガルの国土。
温暖な気候と豊かな土壌に恵まれており、他のヨーロッパの国々に比べ、かごの素材となる植物も多種にわたります。
長い海岸線に囲まれているため、魚料理が身近な国。国民一人あたりの魚介類消費量は世界のトップクラスで、日本人よりもおおいのだそう!
干しタラやイワシ、タコ料理などが名物として知られていますが、各地の港でも、魚を運ぶための伝統的なかごが使われてきたことでしょう。
当店でも長く紹介している「ケーン(葦)」は、南部の海岸地方・アルガルヴェで古くから活躍してきたかごで、魚やタコの運搬に使われたという歴史をもっています。
また北部・ミーニョでは、アカシアを素材とした平たいかたちが一般的。地引網で水揚げした魚をいっぱいに入れて、頭上運搬で運んでいたのだとか。
地域の気候にあわせた素材の選択、魚種によって変化するカタチの違いもとても興味深いです。
葦やアカシア、ヤナギやクリ、コルク樫など、多様な素材の種類にもご注目ください。

◆ ケーン(葦) のかご
ワンハンドルとスライド式のフタの組み合わせと、コロンとした丸みのあるシルエットが特徴的。ベテランの作り手・イザベルさんが大切に作り続けている形です。
S:https://kagoami.com/SHOP/ETC105.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ETC103.html
XL:https://kagoami.com/SHOP/ETC104.html

◆ アカシアのかご
芯材となるアカシアのへぎ材が、左右に大きく飛び出した独自のかたち。特大サイズのこのかごに水揚げした魚を入れて、数枚かさねて頭に載せて運んでいたそう。
https://kagoami.com/SHOP/ETC308.html

◆ コルクのかご
ポルトガルに多く育つブナ科の常緑樹「コルク樫」の樹皮は、高い耐水性や抗菌力を生かし「栓」以外にも様々な用途に使われてきました。
本品は、ポルトガルのデザイナーが現地の作り手とともに生み出した、コルク素材のあらたな可能性を伝える一点。
https://kagoami.com/SHOP/ETC317.html

◆ 栗のかご
コインブラの東に位置するフンダオンの町は、サクランボの産地。農園で使われてきた収穫かごは、丈夫な栗材を使用しています。
https://kagoami.com/SHOP/ETC304.html
◆ ヤナギのかご
ポルトガル中部の村で作られているヤナギのかご。王冠を模したようなジグザグ模様とヤナギの光沢が食卓を彩ります。
S:https://kagoami.com/SHOP/ETC311.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ETC312.html
いずれも、ポルトガル各地の作り手たちとの交流を重ねる「CASTELLA NOTE」の村瀬真希子さんが、日本に届けている手仕事の品々です。
おおらかであたたかな、ポルトガルのものづくり文化が宿っているのを感じていただけることと思います。
◎ポルトガルのかご
https://kagoami.com/SHOP/181445/list.html
大分 竹下友里恵さんの
「リボンバスケット」
大分の竹工房『ゆるりら』の竹下友里恵さんからは、なめらかな曲線がうつくしい「リボンバスケット」がとどきました。

「竹のもつ多彩な表情の中から、やわらかな雰囲気、かわいらしさを引き出していきたい」と語る竹下さん。
リボンのような弧を描いたシルエットと、繊細な持ち手のライン。こまやかに籐を巻き上げた縁の仕上げなどに、竹下さんらしさがとても表現されているとおもいます。
コスメやスキンケアの収納や、草花を飾り、愛でるかごとしても、使ってみていただきたい作品です。
◆ リボンバスケット
https://kagoami.com/SHOP/JOR301.html

◎ 九州のかご
https://kagoami.com/SHOP/107293/list.html
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コンポストやベランダ菜園をはじめてから、土の栄養や微生物のことがなんとなく気になる今日この頃。
でも、土とはいったい何なのか?
あらためて考えると知らないことばかりなのに気づき、手に取ったのが「土と生命の46億年史」(藤井一至著/講談社ブルーバックス)という一冊でした。
地球に生命が誕生したのは、今からおよそ40億年前。対して、岩だらけの地表に「土」が登場したのはずっと遅く、約5億年前なのだそう。
海の中でうまれた生命体のうち、先駆者となって陸上にあがったのは「コケ」や「地衣類」でした。生存にミネラルを必要とするコケ類は、岩を溶かすことで必要な養分を摂取していきます。そうして少しづつ砕いた砂に、自身の死骸が混ざり合い、そこに微生物の働きも加わって出来たのが「土」。
それは、保水力のある「生命のゆりかご」、そして「現代の科学技術をもってしても作り出せない高度で複雑なシステム」なのだと、著者の藤井さんは語ります。
また、地球を「栗まんじゅう」に例えると、栗がコア、こしあんがマントル、薄皮が地殻、表面の焦げ目が土、といった、分かりやすいたとえ話も満載。
身近な土の素顔がくっきりと浮かび上がる、たのしい読書体験となりました。
2026.10.30






