ポルトガルの南端、アルガルヴェ地方で作り続けられている
「ケーン」のかごです。
すっとした縦長のシルエットと、ハンドル部分に取り付けられた
平らな「蓋」が特徴的な、ポルトガル伝統のかごの一つです。
かつて海辺の町では、とれたての蛸や魚を運ぶのに使われていたそう。
この蓋は、捕った蛸が逃げ出したりしないように、運搬中の魚が
鳥たちに狙われないようにするために、取り付けられたのかも
しれません。
アルガルヴェならではのデザインとして、当時のままの姿で
受け継がれています。
かごの中身を目隠ししてくれるカバー。水平に回転させて開閉します。
ケーンは、世界の各地にみられるイネ科の草。
日本ではダンチクと呼ばれる、葦の仲間です。
温暖な海岸地域に自生し、高さ2~4メートルにもなる
大型の草で、竹に似て節があり、茎は固く木質化するので、
割って編むのは大変ですが、軽くて丈夫なかごになります。
ヨーロッパをはじめ、北アフリカや南米などさまざまな地域に、
ケーンを利用したかごの歴史を見ることができます。
カバーは、閉じた状態のときは、持ち手に挟まれてしっかり固定されています。
開閉の際は、持ち手を上から押してたわませることで隙間ができ、
スムーズに回転させることができます。
材質 | ケーン(葦の仲間) |
---|---|
サイズ | 上部直径(外寸) 約18-19cm 底内寸 約12-13cm 本体高さ 約16-17cm(蓋を含む)+持ち手 約9-10cm |
重さ | 約 300g |
生産国 | ポルトガル |
ギフト対応 | 承ります。 ギフト対応について |
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