(1)マダガスカル ラフィアbag、 (2)ポルトガル アカシアのかご
マダガスカル
AMPIANA ラフィアのかごバッグ
今週は、マダガスカルから届いたラフィア椰子のバッグをご紹介させていただきます。
AMPIANA(アンピアーナ)は、その自然から生まれる繊細な手仕事に魅せられた吉田泰己・彩虹さんご夫妻による、ハンドメイドのバッグブランドです。
初めてご紹介するAMPIANAのかごは3タイプ。
たっぷり容量のマルシェ型、仕事にも使えるすっきりショルダー、旅行やマイバッグとしても便利なトートタイプと、シーンにあわせてお選びいただけます。
素材はすべて、「ラフィア椰子」の繊維。大きな葉を細く割いて乾燥させた素材は、しなやかで水に強く、細やかに編むことができるので、帽子などにも広く利用されています。使うほどに味わいが増し、光沢を帯びていくのも特徴の一つです。
なかでもマダガスカル産のラフィアは品質が良いことで知られています。
◆ マルシェバッグ ◆
AMPIANAの看板商品。飽きのこないシンプルなデザインと、たっぷりと荷物を運べる収納力が魅力。
ふっくらやわらかい見た目ですが、きっちりと編まれており、置いたときの安定感も抜群。
内側には同素材のポケットと中敷きつき。細部まで凝った作りに、職人さんたちの技とこだわりを感じます。
S:https://kagoami.com/SHOP/ADP101.html
M:https://kagoami.com/SHOP/ADP102.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ADP103.html
◆ Work bag ◆
マダガスカルでは、ビジネスシーンでもラフィア素材のバッグがよく使われているそう。通勤や、男性にも持ちやすいデザインとして生まれたのが、このショルダーバッグ。フロントには、縦型の大きなポケットが二つ。パソコンや書類を入れるのに充分な収納力と耐久性を兼ね備えています。
https://kagoami.com/SHOP/ADP104.html
※たっぷりとラフィアを使っているので、耐久性が高い分、約800gと重量もあります。
◆ Tote bag ◆
透け感のあるかろやかなバッグ。ワンピースなど、夏の装いによく似合います。
折りたたんで付属の紐で結べば、サブバッグとしてコンパクトに持ち運ぶこともできます。旅行時にもおすすめの一点。
https://kagoami.com/SHOP/ADP105.html
どの製品にも、白赤緑のマダガスカルの国旗を表す小さなマークが入っています。白は自由、赤は愛国、緑は進歩を表しているのだそう。
7月には、AMPIANAさんのPOP UP SHOPの開催も予定しています。国立店は7/3~14、松本店は7/18~29の日程です。こちらもぜひお楽しみに!
◎マダガスカル AMPIANAのかご
https://kagoami.com/SHOP/90570/90604/list.html
ポルトガル中部
コインブラの伝統的なかご
Canastra(カナストラ)
ポルトガルからは、中部コインブラ近郊の伝統のかご「Canastra(カナストラ)」をご紹介します。
コインブラはポルトガル第三の都市。国内最古の大学であるコインブラ大学でも知られる、世界遺産の街です。
周辺の気候は穏やかで、郊外の村々では、クリ、アカシア、ミモザなどのしなやかな木の「へぎ材」を使ったかごが作られてきました。
「カナストラ」は、芯材を左右に大きく飛び出させたつくりが特徴的で、一目してこの地域のものと分かります。
芯材にはつやのあるアカシアの木、編み材とフレームには栗の木の組み合わせ。素朴さと造形美をあわせ持った、いつまでも見飽きることのないかごです。
◆ Canastra(アカシア&クリ)◆
・ラウンド トレイ https://kagoami.com/SHOP/ETC301.html
・オーバル トレイ https://kagoami.com/SHOP/ETC308.html
・収納かご https://kagoami.com/SHOP/ETC309.html
同じく中部のフンダオン周辺は、毎年サクランボ祭りが開催されるほどの、サクランボの名産地。
その収穫用に活躍してきたのが、箱型に編んだかごに、丈夫な持ち手を組み合わせたワンハンドルのかごです。
素材となるのは、栗のへぎ材。厚めのへぎ材を使った丈夫なつくりながら、手作りの温かみがあり、色とカタチ、
置いた時のたたずまいがなんともかわいらしいのです。
◆ さくらんぼ 収穫かご ◆
S:https://kagoami.com/SHOP/ETC302.html
M:https://kagoami.com/SHOP/ETC303.html
L:https://kagoami.com/SHOP/ETC304.html
◎ポルトガルのかご
https://kagoami.com/SHOP/181445/list.html
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インド洋に浮かぶマダガスカルは、日本の約1.6倍。世界で4番目という大きさをもつ、自然豊かな島国です。
「AMPIANA」はマダガスカル語で「プラス」を意味する言葉。
仕事でマダガスカルに駐在していた吉田夫妻と、ラフィアのかご職人・ジャダさんとの出会いが、ブランド立ち上げのきっかけとなったそうです。
現地の暮らしに欠かせないマルシェバッグは、一般的には椰子の葉や水草で作りますが、吉田さんはジャダさんらとともに「椰子の繊維=ラフィア」を使ったバッグを考案、AMPIANAの看板商品となっていきました。
ジャダさんの紹介で、耳は不自由ながらも腕の良い職人さんを採用したことをきっかけに、身体的なハンディキャップを抱えている人でも、環境さえ整えば力を発揮できることを実感したお二人。
2020年の「AMPIANA」立ち上げ以来、ハンデを持つ職人さんも積極的に雇用し、すべてのスタッフに正当な対価や昇進の機会を提供できるようにと、仕組みを整えてきました。
貧困や識字率の低さ、医療を利用しづらいなど、社会のいろいろな壁にぶつかっている彼らと一緒に歩んでいけるようにと、お二人はなんと、NPOも立ち上げてしまいます。
医療費の補助や食料配給を行ったり、読み書きやフランス語教室の開催も。仕事が休みの週末にわざわざ通って、熱心に参加してくれている職人さんも少なくないそうです。
AMPIANA製品の売上の一部は、このNPOの活動資金に充てられています。
使うことで、作り手のコミュニティーにも大きなプラスが生まれることが、なによりもうれしいバッグです。
2024.6.7