webショップ入荷情報(4/26)


大分・湯布院「竹聲館」
盛りかご3種 入荷しました

竹細工の盛んな別府からほど近く、のどかで落ち着いた温泉地として知られる湯布院。

この地に工房を構える「竹聲館」の高見さんご夫妻より、今回もうつくしい白竹のかごを届けていただきました。

 
高見八州洋さんは、この道40年を超えるベテランの竹工芸家。綾子さんは30年前に別府の竹工芸訓練センターで技術を学び、以来ご夫婦での活動を続けられています。

高い技巧に裏打ちされた、丈夫で手なじみのよい作りが特徴。厚めのひごを採用し、かっちりと安心感のある仕上がりを大切にしています。

今回は、テーブルを彩る 丸・正方形の盛かご3種を届けていただきました。

お皿のイメージで果物やお菓子を並べてもよし。冷たいおうどんや蕎麦を盛るのもよし。テーブルを中心に、さまざまな用途にお使いいただけることと思います。

◆盛かご(亀甲編み)
連続する三角模様の奥に、ちいさく浮かび上がる六角形が「亀甲」を表しています。縁起の良いとされる編み方で、贈りものとしても喜ばれています。
丸:https://kagoami.com/SHOP/JOU106.html
正方:https://kagoami.com/SHOP/JOU107.html

◆盛かご(あじろ編)
サイズは同じですが、ヒゴの細さと編み方でこんなにも雰囲気が変わることを実感する一点。とても涼やかで透明感があります。
丸:https://kagoami.com/SHOP/JOU108.html

 
舟形シェイプが特徴的な「亀甲編み」の大きな手提げ、定番の「縄目差し」の買い物かごもそろいました。
おしゃれなピクニックに連れていきたい、美しくも丈夫なつくりです。

◆亀甲編み バスケット
https://kagoami.com/SHOP/JOU105.html

◆縄目差し 買い物かご
https://kagoami.com/SHOP/JOU101.html


 
九州産の真竹に、油抜きや乾燥の下処理を施した材料をさらに厳選し、一目一目の美しさにもこだわって制作をつづけられています。

◎九州のかご
https://kagoami.com/SHOP/107293/list.html

 


ラオス北部
カム族の女性たちが編む葛のショルダーバッグ

いよいよゴールデンウイーク。いつもより長めの旅に出るぞ、という方も多いのではないでしょうか。

汗ばむ陽気となるこれからの季節におすすめしたいのが、葛の繊維をメッシュ状に編んだショルダーバッグです。

ラオス北部に暮らすカム族の女性たちが、自生する「葛」から採取した繊維を、ごく細い紐に綯い上げ、特殊な編み針を使って編みあげています。

ショルダー部分は、テープ状に「手織り」したものを、本体の「編み」と組み合わせています。仕上りまでに、数週間を要するほどのとても緻密な作業です。

軽くて丈夫。かつて必要不可欠だった「漁網づくり」の技が、現代のかごづくりに活かされています。

ちょっとしたおでかけや、旅のおともに。折りたたんでサブバッグとして持ち歩くのも便利です。

◆葛 ショルダー
 https://kagoami.com/SHOP/SLH104.html

◆葛 ショルダー(泥染め)
 https://kagoami.com/SHOP/SLH118.html

◆葛 トート
 https://kagoami.com/SHOP/SLH108.html

葛の繊維は、強度が高く、水にも強いのが特徴。その利用の歴史は長く、日本にも葛布の伝統があります。

素材の採取から仕上げまで、機械を一切つかわず、すべての行程が手と簡単な道具だけで行われる、ラオスでも徐々に減りつつある手仕事の一つです。

◎ラオスのかご
https://kagoami.com/SHOP/90574/202179/list.html

 

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毎年5月、長野・松本は「工芸月間」となります。美術館やギャラリー、商店を中心に、さまざまな場所で展示イベントが開催され、松本の街が一年で最もにぎわう季節です。

40年近い歴史をもつ看板イベント「松本クラフトフェア」は、5月の最終週に行われます。

松本に店を構えて3年目となる当店にとっても にぎやかな時期。今年の5月は『ECフィルム』の店内上映を企画しました。

ECフィルムとは、世界中の知の記録の集積をめざした「映像の百科事典」。

ドイツの国立科学映像研究所で1950年代にはじまった、壮大な映像記録のプロジェクトで、数多くの研究者やカメラマンたちが、40年近い歳月をかけて世界各地に赴き、今となっては失われてしまった生活様式やものづくり、儀礼など、3,000タイトル以上の映像アーカイブを残しました。

ECフィルムは、研究目的の方だけでなく、個人視聴や店舗向けにも貸し出しを行っており、当店でもこれまでに何度か上映会を開催してきました。

今回は「植物と暮らす」「森の中で生きる」をテーマに、EC活用委員会の皆さんとともに選んだ映像シリーズ(約90分)を、店内にて常時上映する企画となっています。
かご編み、縄綯いをはじめ、木材の切出しや運搬、木桶づくりまで、植物をうまく利用して暮らしてきた世界中の人々の営みをご覧ください。

上映期間は、5月3日(金)~27日(月)となります。「工芸の五月」とあわせて、ぜひこの時期の松本を楽しみにいらしてください。

ECフィルム「植物と暮らす」店内常時上映
上映期間:5/3(金)~27(月)
会場:カゴアミドリ松本店 (入場無料)
OPEN:11:00-17:00 ※水木 定休

2024.4.26

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