長い歴史に支えられ、今も脈々と受けつがれているフランスのかご文化。
ブルターニュ、ペリゴール、ファイユビヨ、など、フランス各地で代々受け継がれてきた働きもののカゴたちが並びます。
北西部・ブルターニュ地方から届くのは、かつて港で活躍したかご。
特産のオイスターや新鮮な魚を並べたり、市場へと運んだかごです。
南西部のペリゴール地方からは、ジャガイモの収穫に欠かせない、独特のうずまき模様のかご。
使われる素材は同じヤナギですが、産地によって用途やかたち、編みの技法も異なる点が、とても興味深いところ。
今回の企画展では、女性3名、男性3名、合計6人のかご職人による作品が一堂に並びます。それぞれの地に根ざした、フランスのかごづくりの今が伝わってくることと思います。
『フランスのかご展』
2月7日(水)-18日(日)
カゴアミドリ国立店
11:00-17:00 (月火 定休)