カゴアミドリ

企画展

2018
               

05.19 – 05.26『頼れるカゴ 展』吉祥寺・ギャラリーフェブ

今年も吉祥寺の「ギャラリーフェブ」さんにて、恒例のカゴ展が開催されます。
6年目となる今回のテーマは『頼れるカゴ』です!

「そうだ カゴに入れよう!」
片付けも 荷物の移動も 料理だって 何からなにまで
カゴに頼りっぱなしの毎日です。
使ってよし 眺めてよし 働きもののすご腕カゴたちを
人生の相棒にして気持ちのいい毎日を過ごしましょう。
~頼れるカゴ展 DMより~

会期:5月19日(土)‐26日(土) ※23日(水)休み
場所:ギャラリーfeve(吉祥寺)
http://www.hikita-feve.com/next.html

               

05.09 – 05.20『enplus アフリカのかご展』

会期:5月9日(水) – 5月20日(日)
10:30-17:00 ※14日(月)、15日(火) 休み

東アフリカ・ケニアで暮らす人々と手仕事に出会い、その魅力を日本に紹介をはじめて、
今年で14年目を迎えた enplus(オンプリュ)の中島志保さん。

ケニアはアフリカの中でも経済発展著しい国の一つですが、伝統の手仕事は、
いまも親から子どもたちへと引き継がれています。

その文化や技術をいかしつつ、日本の暮らしにあうようにアレンジした
サイザル素材のバスケットや、色鮮やかな布、オリーブの木を一つづつ削った
木工品など、enplusならではのアイテムが数多く並びます。

サイザルバッグは、カラーバリエーションだけではなく、サイズやシルエットが
とても豊富。きっとお気に入りの一点を見つけられることと思います。

また、アフリカならではの色遣いや形がたのしい、周辺の国々のカゴもにぎやかに
並びますので、地域や民族による違いもぜひお楽しみください。

★enplus 中島志保さん おはなし会★
2004年からenplusの活動をつづけている代表の中島志保さんをお招きし、
現地の写真を交えながらのおはなし会を開催します。

当店のオープン以来、ずっとケニアのかごを届けていただいている中島さん。
ケニアに足を運ぶたびに、新しいかごを探してくれたり、現地の様子を聞かせて
もらったり、中島さんとのやりとりは毎回とても楽しいのです。

ケニアとの出会い、起業しようと思ったきっかけ、異なる文化をもつ人々との
なかなか一筋縄ではいかないものづくりの現場、そして三人のお子さんを育てながら
続けてきた仕事と家庭の両立などなど、この機会にいろいろと聞いてみたいと思います。
お茶とお菓子付きのちいさなお話し会です。

・日時:5月19日(土) 17時~18時

               

03.28 – 04.08『西山昭一さんの万漁かご 展』

会期:3月28日(水) – 4月8日(日)
10:30-17:00 ※4月2日(月)、3日(火) 休み

福島県いわき市の小名浜港は、東日本大震災まで東北有数の水揚げ高を誇る港でした。
春から夏にかけてのカツオ漁、秋のサンマ漁を中心に豊富な魚種の水揚げが行われていました。

プラスチック製のコンテナが登場する昭和40年代前半まで、港内の魚の運搬に使われていたのが
「万漁かご」とよばれるとにかく頑丈な竹籠。50キロ以上もの魚を載せ、引きずっても
耐えうる強さを第一に求められた、港での仕事に欠かせない道具のひとつでした。

昭和40年頃の最盛期は、港周辺だけでも8軒の竹細工店が並び、多くの職人たちが
しのぎを削っていた時代があったそうですが、現在は西山昭一さん(82歳)お一人のみ。
後継者はおりません。

そのかごづくりの記録を残そうと、ドキュメンタリー映画監督の纐纈あやさん、
カメラマンの石井和彦さんとともに、昨年より取材を重ねてきた映像がひとつの作品となりました。

西山さんの60年以上の経験を経て磨かれた手技はもちろん、竹を選び切り出す作業から
日常の素顔まで、20分ほどにまとめた映像を店内にて自由にご覧いただけます。

また、万漁かごをはじめとする、西山さんの手掛けた竹籠も数多く揃え販売いたします。

ひとつのかごができあがるまでに必要なひとつひとつの動きと心地よいリズムを、
目で見て耳で感じていただければと思います。

               

03.07 – 03.18『わら細工たくぼ のしごと 展』

会期:3月7日(水) – 18日(日)
10:30-17:00 (12,13日 休)

神話の里とよばれる宮崎県・高千穂郷は、古くから しめ縄づくりがさかんな土地。
神社やお祭りにかかせない他、家庭でも季節をとわずに飾られ、 今も暮らしに
息づいています。

高千穂郷でしめ縄づくりを続けてきた『わら細工たくぼ』は、創業65年。
2014年より三代目の後継者となった甲斐陽一郎さんは、それまで副業が
中心だったわら細工の伝統をこれからの時代につないでいけるようにと、
専業の職人としての道をえらびました。

お正月に飾るイメージの強いしめ飾りですが、今回の企画展では、
一年を通じて室内にかざる「縁起物のお飾り」や、わらを使った昔ながらの
生活道具など、 日々の暮らしに取り入れやすいわら細工を、はば広く
ご覧いただきます。

会期中は、甲斐さんによるトークイベントとワークショップも開催。
また『お米農家 やまざき』さんが愛情もって手がけたお米「ひなたの粒」も
販売いたします。

毎日の食事に欠かせないお米のように、 日本人の暮らしにとても身近だった
稲わらの手仕事を、見て、触れて、感じていただければ幸いです。

◎3月11日(日): 甲斐さん在店日
営業終了後、18時よりトークイベント開催

◎3月12日(火)、13日(水):
祝酉・祝亀 (縁起物のお飾り) 作りのワークショップ開催

詳細はこちら

               

02.10 – 02.11『かごイチ vol.10』- またたび工房 癒里(ゆとり)市川里美さん –

◎ 出店者:「またたび工房・癒里(ゆとり)」 市川里美さん
◎ 会期:2月10日・11日(土・日)10:30 ~ 17:00
◎ 製品:またたび素材のカゴやザル、手提げかご、アクセサリーなど

福島県大沼郡金山町は、人口二千人ほどの小さなまち。
ゆったりと流れる只見川と山々に囲まれた自然豊かな土地です。
冬は豪雪地帯となるため農閑期の手仕事が発達し、古くからかごやざるなど、
身近な植物を使った道具づくりが盛んでした。

作り手の市川里美さんは、ご主人の仕事をきっかけに、10年ほど前に東京から家族4人で移住。
山に囲まれた豪雪地域での暮らしははじめての経験でしたが、自然環境に恵まれ、伝統文化を色濃く残す奥会津の田舎暮らしに魅かれていきました。
その後、金山町に伝わるまたたび細工の存在を知り、地元の名人の一人であるおじいさんに師事。
山に入っての材料採りにはじまり、一からざる作りを学びはじめました。

もともと、ものづくりが得意だったこともあり、最近では、編組品を専門とする工芸品展で、連続で入賞するほどの腕前に。二人の男の子を育てながら、金山町伝統のまたたび細工の文化継承を担う活躍をしていらっしゃいます。

材料をきれいに整え、ていねいに編み上げた市川さんのざるは、やさしいシルエットと
手当たりのよさが特徴的。毎日の暮らしをたのしむ道具としての魅力にあふれています。

「またたび工房 癒里(ゆとり)」 市川里美さんの作品をぜひご覧ください!

2015年 奥会津編組品工芸品展で金山町長賞受賞。
2016年 全国編組品工芸品展で奥会津編組品振興協議会長賞受賞。
2017年 奥会津編組品工芸品展で奥会津編組品振興協議会長賞受賞。