カゴアミドリ

企画展

2021
               

05.25 – 06.06『風土と人』 東北の玩具展 ~つなぐ玩具、はじまる玩具~

カゴアミドリではじめてとなる「郷土玩具」をテーマにした
企画展を開催します。

東北地方は、その土地ならではの かごが各地に存在する
かごの宝庫。しばしば足を運ぶなかで、郷土玩具を目にする
機会も多くあったのですが、これまで玩具といえば、
飾っておくもの、見て楽しむだけのものと思っていました。

でもあるとき、一つの玩具の誕生ストーリーについて
伺う機会がありました。それを知った時、玩具には
その土地の風土や時代、人の暮らしに根ざした物語が
あり、過去と今、人と人を結びつける「道具」としての
役割もあるように思いました。

東北各地の伝統的な玩具を扱うMUTOさんと、
さまざまなきっかけで郷土玩具づくりをはじめた
若手作家さん達の協力により、新旧の郷土玩具が
一同に並びます。

東北の風土と人のあいだで生まれた一つ一つの物語を、
ぜひ探しに来てください。

〇 東北の酒と玩具 MUTO
2019年オープンの東北の酒と玩具を扱う店。
武藤純彦/北国生活研究所(一級建築士事務所)と
佐藤孔代/yourwear(ニットブランド)が、東北各地の
伝統的な手法で作られた玩具に魅せられ、それらを
紹介する場をもちたいとの思いからスタートした。
二足の草鞋を履きながら、東北の風土、文化と
ともにある「これからの生活」を模索中。

出品予定
・高谷下川原焼土人形製陶所 (土人形/青森県)
・小南三郎工人 (こけし/秋田県)
・佐々孝工房 (土人形/岩手県)
・本郷だるま屋 (張子/宮城県)
・橋本広司民芸 (張子/福島県)
・工房 千想(土人形/福島県)

〇 石川美祈子(こけし工人)
1979年、青森県弘前市生まれ。
2011年、雑誌「こけし時代」に掲載されていた、
 今晃氏のこけしに感銘を受ける。
2013年帰郷し、津軽こけし館で勤務を経て、
2015年より今氏に弟子入り。
現在も今晃に学びながら弘前にてこけしを
制作する。

〇 真坂歩(真坂人形師/マサカ商店店主)
1994年、秋田県秋田市生まれ、ずっと秋田育ち。
大学在学中、地元の郷土玩具をリサーチした
ことをきっかけに、真坂人形の制作を開始。
2019年、2020年 秋田市で個展を開催。
マサカ商店の屋号で販売も手がけている。

〇 澁谷和之(百目木人形/澁谷デザイン事務所)
1980年、秋田県美郷町生まれ。
東京の広告代理店勤務を経て、2009年に秋田で
「澁谷デザイン事務所」として独立。
東北・秋田県内を中心に、店舗ブランディング、
イベント企画、書籍の編集・デザインなどを手掛け
つつ、2017年、集落の言い伝えや歴史を形にした
「百目木(どめき)人形」の制作を始める。

<お客様へのお願い>
会期中の企画展スペースは、6名様までのご入場と
させていただきます。ご入店時は、マスクの着用、
アルコール消毒のご協力をお願いいたします。

5月25日(火) – 6月6日(日) 10:30-17:00  ※5/31休

               

05.15 – 05.17『日本のかご&蒜山のかご 展』@蒜山耕藝の食卓 くど

5/15-17日(土日月)の三日間、岡山・蒜山耕藝の
食卓「くど」さんにて、日本国内のかごを取りそろえた
販売会を開催いたします。

岡山・蒜山高原の「がま細工」は、自然豊かな高原に
広がる湿地と、長い冬を暮らす人々の知恵によって、
600年以上の歴史の中で育まれてきました。

世界的に見ても、日本ほど かごの素材となる植物が
豊富な国は他に無いのではと思っていますが、
そんな日本の中でも、特にめずらしく、貴重な編組品の
一つが「ヒメガマ」を素材とした蒜山がま細工です。

その魅力をあらためて、地元・蒜山からも発信したいと
思い、このたび3日間のかごのマーケットを開催する
こととなりました。

日本国内さまざまな素材のカゴとともに、
蒜山がま細工の定番&新作かごが並びます。
その独自の魅力を、ぜひお手に取って、
感じていただければ幸いです。

-カゴアミドリの出張販売-
『日本のかご&蒜山のかご 展』

(協力:蒜山蒲細工生産振興会)

【会期】
5月15日(土) ~17日(月)
11:00-17:00(最終日16:00まで)

【場所】
蒜山耕藝の食卓 くど
〒717-0513
岡山県真庭市蒜山下和1418-2
TEL 0867-45-7145

URL:http://hiruzenkougei.com/

               

04.27 – 05.09『オンプリュの カゴ とコナヤ の カナモノ』

毎年恒例、ケニアのかごを扱うオンプリュさんとの
企画展を、今年も開催いたします。

8回目となる今回は、オンプリュさんと同じ逗子で
カナモノヤとして活動する「コナヤ」さんにも
ご参加いただき、サイザルバッグと相性のよい
アクセサリーや、花や草、虫など、さまざまな自然を
モチーフとしたカナモノ作品を届けていただきます。

オンプリュ : https://enplus.jp/
コナヤ : https://www.instagram.com/konaya578/

4月27日(火) – 5月9日(日) 10:30-17:00  
在店日:5月1日 (土)

               

04.06 – 04.18 渡部萌 個展 『編組(へんそ)』

タテヨコ、上下 淡々と繰り返し
おおらかな繰り返しの編み目から、
深い山奥の地肌に這う一筋の蔓を発見
しんとした空気をたんと含み、
しなやかさと膨らみが形となる
どこかの部屋に置かれてそれは
柔らかく影をおとす

 

4年間住んでいた山形にて、身の周りの
植物を素材とするものづくりに出会った
渡部萌さん。
みずから山に入り、採り集めたあけび蔓や
胡桃樹皮を編んだ作品を中心に
製作を行っています。

4月6日(火) – 18日(日) 10:30-17:00   (4/12(月) 休)

在店日:4/6(火)11時-17時
4/10,11(土,日) 13時-17時
4/17,18(土,日) 11時-17時

               

03.16 – 03.28『蒜山のがま細工 展』

600年の伝統をもつ、岡山・蒜山高原のがま細工は、
軽くて丈夫。素材となる「ひめがま」そのものの
うつくしい光沢が一番の特徴です。

百日雪の下とよばれる豪雪地帯の蒜山で、作り手の
女性たちが冬の間だけ集まる工房は、いつもにぎやか。
いろいろなかごの産地を訪ねてきましたが、こんなに
笑いの絶えない たのしい工房はなかなかありません。

「蒜山がま細工生産振興会」のはじめての個展となる
今回の企画では、先人たちが使い続けてきた伝統的な
民具(背負いかごや草履)、定番の手提げかごに加え、
毎日の暮らしのなかで使いやすい新作かごも
多数並びます。

白くうつくしい蒜山の雪景色とあたたかい工房の
様子が伝わってくるような、蒜山がま細工の数々を
ご紹介いたします。
 

会期中の企画展スペースは、5名様までのご入場とさせて
いただいております。
新型コロナウイルス感染対策にご協力をお願いいたします。

3月16日(火) – 28日(日) 10:30-17:00   (3/22(月) 休)