『とけゆく氷原のうた』 -イヌイットの壁かけと ホワイトナイト・マーケット-

太陽が沈まなくなった春
ガラスのような水面が 朝の海にゆらめいていた
ああ 幸せな日々だった

鳥たちと アザラシたちはただ
遊ぶために 生きていた
ああ 幸せな日々だった

ひと晩じゅう 誰も眠らず
ずっと鳥の巣を 探していた
ああ 幸せな日々だった

“IN THE SPRING WHEN THE SUN NEVER SETS”
by LUCY EVALOARDJUAK, Baffin Island
Photo: August 1946 / Pangnirtung, Nunavut, CANADA
©George Hunter. Library and Archives Canada, PA-166457

6~7月、北極圏は白夜の盛り。
人間の定住北限であるカナダ・ヌナブト
準州のアラート(北緯83度)では、
4月中旬から実に100日以上も太陽が
沈みません。

失われた夜の闇。
極北の人々や動物たちは、この永遠の
ような昼間を、どのように過ごすの
でしょう。

輝き続ける太陽は海と大地の氷をとかし、
遅い春が訪れます。極北に初雪が降る
8月までのこの一瞬の夏、明るい夜に
思いを馳せるマーケットを開きます。

北極圏に生きるイヌイットの女性たちが、
その暮らしや思想を布で表現した
「壁かけ」をはじめ、北方の自然が
生んだ手仕事をご覧ください。

『とけゆく氷原のうた』
-イヌイットの壁かけと、ホワイトナイト・マーケット-

【国立店 会期】
6月21日(火) ― 7月3日(日)
11時―17時 ※月曜休

【松本店 会期】

7月15日(金) ― 7月25日(月)
11時―18時 ※火~木曜休

【ホワイトナイト・マーケット出展者】
iruinai(イヌイットの壁かけ、ぬいぐるみ、版画など)
オーロラノート(サーミのかご)
貝澤太一(アイヌ工芸)
株式会社とり(北国の野鳥フィギュア)
高野夕輝(木彫り)※展示のみ
古道具レットエムイン(イヌイットの石像など)
古本泡山(古書)
モヨロ貝塚(モヨロくん人形)
ほか

イヌイットの映像上映会、気候変動の勉強会も開催予定です。