かごのある暮らし(東ティモール編)

Bondia!
今回のかごのある暮らしは、なんと!東ティモールからお届けいたします。

過去の東ティモールに関するブログ(→こちら)でもご登場いただいたAPLAの野川さんより、
現地リポートが届きました!

それでは早速ご紹介します。

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Bondia! ただいま、東ティモールという国にいます。

初めて名前を聞く方も多いかもしれませんが、日本との時差はゼロ!=日本からほぼまっすぐ
南下していったところにある島なんですよ~。

といっても直行便はないので、観光地として有名なインドネシアのバリ島で
飛行機を乗り継ぎます。

この東ティモールの主要産物は何と言ってもコーヒー。
フェアトレードコーヒーの認知度も少しずつ高まっていますが、わたしが働くAPLAというNGOは、
コーヒー生産者の人たちがコーヒーという換金作物だけに頼らずに、
地域の中で自給自足をベースとした「豊かな」生活を送れるようになることを目標に
活動を始めたところです。

というわけで、滞在中のほとんどをコーヒー産地の村にホームステイして過ごしているので、
そこで出会った
「かごのある暮らし」をご紹介します!

東ティモールには、ボロという植物やヤシの葉っぱで編まれた色々な形のかごがありますが、
どんな家でも必ず見かけるのが、現地の言葉(テトゥン語)でlafatik(ラファティク)と呼ばれる
六角形のかご(ザル?)です。

この家のlafatikはだいぶ使いこまれていますね~。いい味だしています。

もっとも一般的な使い方は、主食のお米からゴミを取り除く作業でしょうか。

その他にも野菜の収穫に使ったり、鶏が卵を産む場所になったり!
要は何にでも使えるスグレモノってことですね(笑)

作り手は村のおかあさんたち。ただし誰もが作れるわけではないので、
村の中でも売買している姿が見られます。

葉っぱを刈り取った後、一定の幅に割いてよーく乾燥させたものが編み材となります。
作り方を習いたいなぁと必死に目をこらすのですが、あまりに早くついていけませんでした…(苦笑)

他にも魅力的なかごと文化がいっぱいの東ティモール。
またの機会にご紹介できればうれしいです!

のがわみお @ディリ
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野川さん、ありがとうございました!
(今回は、犬に噛まれていませんか? 無事を祈ります。)

lafatik(ラファティク)と呼ばれる六角形のかごと、フタつきの椰子のかごは当店でも、
取り扱いたいと考えています。どうぞお楽しみに!

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コーヒー同様、バナナ、エコシュリンプなどにも積極的に取り組んでいられるAPLAさんが、
2/19(土)エビに関するシンポジウムを東京・水道橋で行います。

かつてエビの消費量世界一の日本。日本の食事情と現地で生産している人たちの声を通じて、
見えてくるものがありそうです。

征一郎

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