『箕サミット -編み組み細工を語る- 』に参加してきました。

11月13日  箕をテーマにした「箕サミット – 編み組み細工を語る -」が東京文化財研究所で開かれることを伺い、参加させていただきました。

秋田(秋田市太平)、富山(氷見市論田・熊無)、千葉(匝瑳市)の三つの地域の作り手の方々による実演と解説や、それぞれの産地における箕づくりの現状とこれからについて、ディスカッションが行われました。

 秋田県の太平箕
 
 富山・氷見市 論田・熊無の箕
 
千葉県・匝瑳市 木積の箕
 

いずれの地域も現地に直接訪問し、お話を聞いたことがありましたが、みなさんが一同に揃って、同じテーマについて語ることによって、それぞれの目標や取り組み方の違いがわかりやすく、とても貴重な機会となりました。

作り手の問題、使い手の問題、材料の問題など、箕づくりの存続のためにはさまざまな課題があると思いますが、当日の会場にはさまざまな立場の80名を超える参加者の方が集まり、みなさんの関心の深さがうかがえました。

これをきっかけに、新しいネットワークやアイデアが生まれ、既存の取り組みではみられなかった活動もはじまっていくのではないかと期待しています。

当店は、今年の4月に発行した、富山・氷見市の論田・熊無地域の箕をテーマにした冊子「藤箕のなやみ」の発行に協力をさせていただくなど、かごをメインに扱っているお店ではありますが、今後も各地域の方とのつながり深めていけたらと考えています。

そこで、これまで訪問した三つの地域について、この機会に簡単な記事にまとめてこちらに報告したいなと思っています。

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