熊本の竹細工職人 城戸繁延さんによる、青竹のかごです。
浅型の脱衣かごは、棚や家具の上などにも置きやすい安定した形。風通しのよい透かし編みに、あげ底の作りとなっています。
底、胴、縁と、部位ごとにしっかりとした強度を持たせた仕上がりとなっており、青竹のさわやかさも加わって、日々気持ちよくお使いいただけることと思います。
衣類やタオル入れとしてはもちろん、水を切ったあとの器の保管や、根菜入れなどにもお使いいただけることと思います。
強度を高めるために、厚めにとったひごを使っています。(乾燥に時間がかかるため、「水切り」の用途には不向きです。)
良質の真竹が豊富にそだつ九州は、竹細工の文化を 国内でもっとも色濃く今に伝える地域の一つ。
土地ごとに多彩な竹文化が残るなか、 熊本では主に、農具や漁具など日々の暮らしに密着した 青竹のかご作りが脈々と受けつがれてきました。
先人たちの手で、長い年月を経て磨かれてきた実用本位の形。城戸さんは、地元の職人さんに習い、熊本に伝わる技法や形を丁寧になぞった青竹細工により、平成28年度の「日本民藝協会賞」を受賞されました。
作りたてのくっきりとした緑色は、半年から1年ほどかけて、 徐々に淡い茶色へと変わり、年月とともに深まっていきます。
- 多少の割れやササクレが見られますので、お使いの際にはお取り扱いにお気を付けください。また、竹の表面に、天然の黒ずみや色ムラ、薄い膜などが見られることがあります。青竹素材の性質としてご理解ください。
- 風通しのよい場所で、乾燥した状態でご使用ください。(濡れたまま放置しますと、変質の原因となりますのでご注意ください。)
- お届け時の製品の色合いは、一つ一つ微妙に異なります。またお使いいただくとともに、徐々に緑が抜け、茶色へと変化していきます。
- サイズ・重量は、一点ずつ、多少の差がございます。表示のサイズは目安とお考えください。