
ラオスの首都ビエンチャン郊外の、小さな村につたわる伝統の竹細工。
ふっくらとした形がかわいい、ふた付きの小物入れは、ティップカオと呼ばれる、もち米を盛るための小さな竹籠の一種。
本品は、手の込んだ二重編みの作りが特徴です。ふっくらシルエットの内側にもう一層、筒状のかごが組み込まれています。
この産地では、竹の表面をナイフで削る「みがき」の処理をほどこすのが一般的です。
また、ひごの厚みをできるかぎり薄くすることにより、やさしい手ざわりと、心地よい弾力を生み出しています。
細部の細やかな仕上げから、作り手さんたちの技術の高さが伝わってきます。

編みたての緑色は、数か月程で徐々に茶色へと変化していきます。

外側はふっくらと。内側はやや細身に編んだ二重構造。
東南アジア、インドシナ半島のまん中に位置するラオスは、原生林の中を大きく蛇行するメコン川とともに、ゆったりとした時間の流れる、森の国。
人口650万人ほどのちいさな国の中に、50ちかくもの民族がそれぞれの文化を保ちつつ暮らしています。
ラオスも竹の文化圏。大小の竹かごやざるが、暮らしのあらゆる場面に登場し、欠かせない生活道具として活躍しています。
作りたての緑色は、時間とともに茶色へと深まっていきます。
- 自然の植物を利用した手作りの製品です。色ムラや黒ずみ、小さな割れ、表面の汚れなどが見られることがあります。また置いた時、多少がたつく場合がございます。製品の性質としてご理解ください。
- 多少のササクレが見られますので、お使いの際にはお取り扱いにお気を付けください。
- 風通しのよい場所で、乾燥した状態で使用・保管してください。(濡れたまま放置しますと、変質の原因となりますのでご注意ください。)
- お届け時の製品の色合いは、一つ一つ微妙に異なります。またお使いいただくとともに、徐々に緑が抜け、茶色へと変化していきます。
- サイズ・重量は、一点ずつ、多少の差がございます。表示のサイズは目安とお考えください。
