長野県駒ヶ根市の作り手、池田暢子さんによる、くるみ樹皮を編んだ ちいさな手提げかごです。
一本の木の歴史が伝わってくるような野趣のある風合い。スモーキーな渋色と、かっちりとした堅さ、丈夫さがくるみのかごの魅力です。
こちらは、横長に仕上げたロータイプの一点。横幅は33cmほどです。
樹皮のうら面を外側にして仕立てています。
素材一本一本に濃淡があり、網代に編むことで
モザイクのようなリズムが生まれています。
縁と持ち手部分には、しなやかな やまぶどう素材を使用。
池田さんはかごづくりを学ぶため、福島の奥会津に数年間暮らし、素材や技法を身につけたのち、長く製作を続けてこられました。
身近な自然の中で採取した、国産の素材のみを使用しています。
くるみは、あけびややまぶどうと並んで、かご作りに適した素材の一つ。東北や信越地方の、山の多い地域で主に作られてきました。
樹皮の採取ができるのは、初夏の数週間のみ。おもて面の色の変化は比較的すくなく、内側のこげ茶色の面は長く使い込むうちに、少しづつつやが出てきます。
- 本品は天然の樹皮を利用した手作りの製品です。色むら、多少の汚れやキズ、表皮の割れや剥がれ、素材由来のゆがみ等が見られます。素材の性質としてあらかじめご理解下さいませ。
(繊維に沿った割れの例) -
製品の色合いやサイズは一点一点少しづつ異なります。写真の色や表示サイズは目安とお考えください。
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風通しのよい場所で、乾燥した状態で保管してください。(濡れたまま放置しますと変質の原因となります。)