雪深い長野県戸隠で育った、丈夫な根曲竹のかご。
毎日つかうお茶碗類の保管に便利な、通気性のよいかごです。
大きめの編み目と上げ底のつくりで、風通しにすぐれた形。根曲竹のしなやかな弾力が、繊細な器、重たいお皿もやさしく受け止めてくれます。根菜類の保管にもおすすめです。
野趣のある素材感。昔ながらの竹細工の肌合いが感じられるのが、戸隠の根曲竹細工の魅力のひとつです。
果物やパンかごとしても雰囲気があります。
上げ底の作り。底の「力竹」が重さを支えてくれます。
左から、特大(長さ約37cm)、大(約33cm)、中(約30cm)。重ねるとぴったり入れ子になるサイズ感です。
2人分の飯碗・汁椀・お皿数枚程度であれば、中~大サイズ(ゆとりをもって収納したい場合は大)、3人分以上の場合は「特大」がおすすめです。
茶碗かごは本来、洗った器の「水切り」用に使われてきたものですが、比較的水に強いとされる竹素材でも、連日長時間にわたって濡れた状態が続くと劣化やカビの原因となります。
当店では、軽く水を切った状態の食器類をしっかり乾燥させるために使うなど、通気性を活かした「保管かご」としてのご利用をおすすめしています。
濡らして使った後は、風通しのよい場所で陰干しし、次に使う前にしっかりと乾燥させる時間を取ると、素材への負担が少なく長持ちします。
作りたての緑色は、時間とともにつややかなあめ色へと変化していきます。
右は10年ほど使いこんだもの。
|戸隠の竹細工|
そばの名所として知られる信州の戸隠は、根曲竹を使ったざるやかご作りでも長い歴史をもっています。
寒冷な山深い地域に多く自生する根曲竹は、春先、雪の重みに耐えながら芽を伸ばし、とても粘り強い繊維を持っています。
ぐっと曲げても折れにくく、重さにも水にも強いため、古くからかごの素材として利用されてきました。
戸隠では、さまざまなかごやざる、農作業用の箕など、身近な暮らしの道具が、何百年も前から作り続けられてきました。
- 天然の竹を利用した昔ながらのかごです。ひごの一部に色むらや黒い天然成分の付着、節部分の欠け、繊維に沿った割れ等が見られます。素材の性質としてあらかじめご理解くださいませ。
- 仕上げに軽く火であぶって細かな繊維を落とすため、わずかに焦げ跡がみられる場合があります。また置いた時、多少のがたつきがある場合がございます。
- ご使用後は風通しのよい場所で陰干しし、乾燥した状態で保管してください。(濡れたまま放置しますと、変質の原因となりますのでご注意ください。)
- お届けする製品の色合いや形は、一点一点わずかに異なります。 またサイズ・重量にも、多少の誤差がございます。表示のサイズは目安とお考えください。色は徐々に茶色へと変化していきます。