北ヨーロッパ、バルト海に面したラトビアのかごです。自家栽培のヤナギを使って、職人さんの手で作られています。
テープ状に整えたヤナギでざっくりと編んだ、多少ラフながらも素朴な味わいのある、昔ながらのかご。
表皮をはがしたヤナギの枝を、割り、厚みをうすく削ってから、水につけ柔らかくして編みはじめます。
持ち手を長く渡したこちらの一点は、より持ち歩きに適した形。室内では、マガジンラックのように、本や書類を立てて保管するかごとしても便利です。
持ち手の付け根にほどこされたひし形の飾り編み。この地域のかごの古典的なデザインの一つで、補強も兼ねています。
握りの心地のよいハンドルには、皮をむいたヤナギの枝がそのまま使われています。太さや色の濃淡は一点一点異なり、写真は一例となります。
<ヤナギのバスケット>
「バルトの真珠」とも呼ばれ、中世ヨーロッパの佇まいを伝えるラトビア。こまやかな手仕事が今に息づく国です。
伝統的なバスケットの数々は、同国の家族経営の工房で作られたもの。ヤナギの栽培から編む工程まで、すべて人の手で行われています。
ヤナギには約350もの種類があり、北半球を中心に広く分布しています。扱いやすく柔軟性があり、かご作りに適した素材として、世界各地で古来より利用されてきました。
種類によってさまざまな色があり、さらに皮つきのもの、皮をはいだもの、皮そのものを利用したもの...と、豊富なバリエーションがあるのも魅力。
生命力が強く、若い小枝を旺盛に伸ばし、栽培しやすいことから、 ヨーロッパでももっとも身近な素材の一つに数えられています。
ヤナギ素材には、少し甘い花のような香りがあります。
日本の竹やいぐさのように、ヨーロッパの日常の中にある天然の香りで、時間の経過とともに弱まっていきます。
必要な方はお気軽にお問い合わせください。
- ヤナギの枝を利用した手作りの製品です。色むらや天然の黒ずみ、小さなササクレ・割れ等が見られる場合があります。天然素材の性質としてあらかじめご理解くださいませ。
- 持ち手には、皮をむいたヤナギの枝をそのまま利用しているため、 太さや色味は一点一点異なります。写真の色味とは異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。
- 置いた時、わずかにがたつきがある場合がございます。
- ヤナギ素材天然の甘い香りが気になる場合があります。時間の経過とともに弱まっていきます。
- 高温多湿を避け、風通しのよい場所でお使いください。
- お届けする製品の色合い・木目は、一点一点わずかに異なります。 またサイズ・重量にも、多少の誤差がございます。表示のサイズは目安とお考えください。